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image校長あいさつ


 

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共に未来を創造する学校に

 

                         校長 竹村 郷

 

 昨年度は、教職員と子どもたちで様々な工夫の上、その時にできる限りの教育活動をしてまいりましたが、停滞感は否めませんでした。不安定で複雑な状況の中、これからの教育の環境は、社会の変動に伴って、目まぐるしい勢いで変革を迫られています。高校の新必修科目に「情報1」「公共」が加えられたことも、こうした流れの一環です。これまで、単なる知識や技能、技術を伝達することが中心であったものが、これからは、実社会とのつながりを考え、あらゆる状況下で活用することや、時に、自らが問題や課題(夢)を設定し、周りの人と協調して社会や身近な生活をより良くする力が必要とされています。言い換えれば、未来につながる力を育む教育です。そこで本校は、今年度から新宿区教育課題研究校として、新宿版GIGAスクール構想の実現を、先陣を切って取り組むこととしました。具体的には、1人1台の学習者用タブレットを用いて、個々の学びを着実に伸ばす個別最適化学習を実施します。学習者用デジタル教科書やデジタルドリルを全学年で導入し、家庭学習とのリンクを図り、さらなる学力向上に努めます。さらに、学んだことを情報交換し合い、学びをより進化させるために、ミーティングボート等を用いた学び合いを主導するなど、主体的・対話的な学習の推進に力を入れてまいります。このように、学び方・学ばせ方をさらに進め、子ども自らが意思や意欲をもって学習に臨み、その育ちを教職員や保護者の皆様で共有し、未来が期待のもてるかたちへと変化させるための第一歩とする初年度となります。この他にも、昨年度はできなかった宿泊行事を含めたさまざまな活動を再開し、子どもたちに貴重な体験も積んでもらいたいと思っています。子どもたちが生き生きと学ぶ環境づくりや、学ぼうとする意欲を沸き立たせる計画を第一に考え、今年度取組んでまいります。

 保護者の皆様や地域の皆様におかれましても、未来につながる教育への転換に際しまして、ご理解とご協力をお願いいたします。