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東京都新宿区立戸塚第二小学校の校長先生挨拶です。


 校長:片山 直子 


本校は、大正7年に、戸塚尋常高等小学校(現在の戸塚第一小学校)の分教場から戸塚第二小学校として開校し、平成30年度には100周年を迎えました。本年は創立106年目となります。校歌に「町の光の学校」とうたわれているように、輝く伝統を守りつつ、さらに発展していけるよう、今年度も298人の子供たちと教職員が一丸となり、日々の努力を重ねてまいりたいと思います。

 

本校は、高田馬場駅(JR山手線、東京メトロ東西線、西武新宿線)に近く、にぎやかな繁華街に位置しておりますが、一歩校地に入ると、木々の緑や四季折々の花々が美しく、そこに訪れる虫や池の魚も観察できる、豊かな学習環境に恵まれております。また、校地内の戸二農園では、全校児童が「戸二大根」を1人1本ずつ育てています。昨年度も白く大きな大根をたくさん収穫することができました。こうした豊かな活動ができるのは、限られた環境の中でも子供たちが自然に親しむことができるようにと、整備してこられた地域の方々のご尽力のおかげです。

 

この恵まれた環境の中で、長年の間、取組を進めてきた、本校の特色ある活動をご紹介します。

 



見つけた活動

身の回りの自然環境に関心をもち、観察することを通して、自然が醸し出す四季折々の変化やその素晴らしさ、不思議さに気付き、自然を愛する心情を育てていきます。1年生から6年生まで、学年ごとに目標を決め、全校で取り組んでいます。

 

まず、校内の自然を観察する中で見つけたことや疑問に思ったことから、児童自ら課題を設定します。次に、それについて学校図書館の資料等を用いて調べ、記録し、まとめていきます。まとめたカードは教室に掲示し、お互いの成果を見合う機会を作ります。こうした活動の中で、児童が自ら課題をもって調べたり、表現したりする能力の向上も図っています。

 

 


飼育・栽培活動

校地内に作った畑で、全学年が栽培活動を行っています。地域の方々にご支援をいただきながら、1学期は各学年で野菜作りをし、季節の花を育て、2~3学期は、全校児童が1人1本大根を栽培し、収穫します。こうした活動を通して児童が少しでも自然に親しみ、自然に対する興味・関心を高めるように工夫しています。


異学年交流活動

異年齢集団である「縦割り班」を編成し、交流活動をしています。高学年をリーダーとして、班全員で協力し、自ら遊びを計画、実施することを通して、児童の人間関係の向上を図ります。

 



高田馬場活性化プロジェクト

総合的な学習の時間に、6年生が地域活性化の取組について考え、高田馬場をよりよくするため、地域の皆様に協力していただきながら活動しています。