津久戸幼稚園

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津久戸幼稚園|園長室から

201805/31

今しかできないこと

過日は、親子遠足にご協力いただきありがとうございました。私も園児たちと、とても楽しい一時を過ごすことができました。じーっと、草を見つめていたり、池を見つめていたり、いきなり走り出したり…きっと園児の頭の中には様々な思考が繰り広げられているのだろうと思うと笑顔になっている自分に気付きました。園児の考えている姿は微笑ましいです。ただ、笑ってみていると「何で笑っているの。私は一生懸命やっているのに」と怒られることもありそうなので気を付けたいと思っています。一生懸命に生きている姿を笑ってはいけません。その一生懸命も「りす組」さんと「きりん組」さんでは様子が違います。たった2年しか違わないのにこの違いは何だろうと不思議に思うことがあります。やはり、その年齢のときにしかできないことを、その年齢の時に一生懸命やりきることが大切なのではないかと思っています。例えば歩くことです。生まれて歩行に至るまで、寝返り、ハイハイ、つかまり立ちという順を追って人は発達していきます。これらのことはその年齢でしかできないことです。そして子供はそれを一生懸命にやります。全力で寝返りをうち、全力でハイハイし、全力で歩こうとします。その時間を省くことはできません。(多少、期間が長い短いはありますが)歩けるようになったことがうれしくて、ひたすら歩くことも必要です。歩くこと(移動の手段)で、今までと違う世界(視線の変化)を楽しんでいるのかもしれません。しっかり歩かせてください。
さて、今の津久戸幼稚園の園児たちは、今何を一生懸命しなければいけないのでしょうか。きっと、一生懸命遊ぶことです。自分が思ったように物を作り、自分のイメージ通り体を動かし、自分が気持ちよく歌を歌おうと全力で考えます。始からうまくいきません。時には友達とけんかになったりするかもしれません。そのこと一つ一つが、今しかできないことだと考えています。西の方から「梅雨入り」の便りも届き始めています。園児にとっては、外遊びができず残念な季節かもしれませんが、全力の園児たちに私たち教員も全力で接していきたいと思っています。

(園長 牧田 健一)


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