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校長室より

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副校長 岡﨑 奈緒子

「よりよくありたい」と願う気持ち

 6月になりました。気温も湿度も高くなり、快適とは言えない日もこれから増えてきそうです。蚊の発生や食中毒の発生等、気を付けなければならないことも多くなる季節です。こんな時期だからこそ、子供たちが快適な環境で学習できるよう、教職員一同環境整備に努めて参ります。
 さて、ある日の中休み、校庭で子供たちが遊んでいる様子を見ていると、6年生の男の子が駆けて来て、大きな声で言いました。「おーい!そろそろ時間だよ~!!」その声を聞いた子供たちは、チャイムを待たずに一斉に教室に向かって駆けて行きました。また別の日には、昼休みが終わり「なかよし班掃除」に向かうため、思わず廊下を走った下級生に、別の6年生が、「廊下は走っちゃだめだよ、危ないからね」と声をかけています。声をかけられた子供たちは「はぁ~い」と元気に返事をし、歩いて掃除場所に向かいました。更に別の日、私が階段を降りて職員室に向かっていると、教室に戻るために階段いっぱいに広がって上ってくる子供たちの姿がありました。その後ろから、「右側を歩こうね」の声がします。やっぱり!声をかけているのは6年生です。先生からの注意にはあまのじゃくになるあの子もこの子も、6年生の声かけには素直に従っています。
 6月はふれあい月間です。新宿区では、6月、11月、2月を「ふれあい月間」とし児童同士の友人関係や教員の指導の在り方を見直す機会としています。鶴巻小では、いじめ問題について、「どの学校、どの子供にも起こり得る」との認識に立ち、日頃から未然防止や早期発見に努めています。また、いじめを防止していくために、児童一人一人が規範意識や道徳性を身に付けられるよう、学校教育全体を通して指導しています。正しい行いを当然とし、下級生に自然に示すことができる6年生。そのまっすぐな思いは、下級生たちに望ましい行動について考えさせ、行動を改めさせる力がありました。この力こそ、いじめを未然に防ぐ力になると私は思います。子供たち一人一人がもつ「よりよくありたい」と願う気持ちこそが、規範意識や道徳性の芽になります。「よりよくありたい」と願う気持ち、正しいことを当然として行動できる力を、子供たち自身が相互に引き出し、伸ばし、広げていくことができる鶴巻小を目指し、教職員一同力を合わせていきます。