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学校だより


令和6年度 4月号

初心忘るべからず

         校長 牧田 健一

 

 今年度も富久小学校の校長を務めさせていただきます。よろしくお願いいたします。昨年度の1年間、地域・保護者の皆様のご理解とご協力に、感謝申し上げます。

 さて、本日、富久小学校に、初々しい新入生65名を迎え、全校児童310名でスタートしました。全児童が、毎日明るく楽しく、そして元気よく生活できるよう努力をしていきたいと考えています。今年度も、富久小学校をより良い学校とすることを目指していきたいと思います。

 毎年4月を迎えるといつも思い出す言葉があります。「初心忘るべからず」です。この格言は、室町時代に能楽で大成した世阿弥の「花鏡」に記されています。そこでの初心とは、字の通り「初心者」のことで、始めたときに全く未熟であった自分が、様々な苦労や努力をしてきたことを忘れてはいけないという言葉、そして、過去の未熟であった自分を思い出すだけではなく、今も未熟であると自覚する必要がありますとも解釈できます。初心を忘れず、本校の教育目標である「教養と礼儀を身に付け 勇気をもって前向きに生きる 富久の子」を目指し、毎日明るく楽しく、そして元気よく生活できるよう努力をしていきたいと考えています。

 学校は様々な個性、人格が集まった集団で生活をする場です。社会的にも未熟な(初心)子どもたちが、より良い自分を目指して、互いに関わり合いながら活動しています。様々な個性の集まりですから意見が合わずぶつかったり、もめたりもします。その中で、苦労や努力、協力や思いやりといった感経験こそが、よりよい生き方を学び、身に付けていくことができる場所が学校だと考えています。

 しかし、学校だけでは解決できない課題もあるのが実情です。学校は全力をあげて教育にまい進いたしますが、地域の方々や保護者の皆様にもご理解、ご支援をいただき富久小学校の全児童に、地域、そして日本の未来を支え、作っていく力を身に付けさせたいと考えています。数多くの大人から見守られ、安心して生き生きと、前向きに生活できる学校づくりにご協力をお願いいたします。

(校長 - 2024年04月09日 10:43:00 - /)



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