新宿中校長日記 校長として見聞きしたことや考えたこと、調べたことを発信します。

202604/24日常

クラウチングスタート

 みなさん、こんにちは。

 給食の香りがふわりと漂う中、校庭へ目を向けると、1年生の保健体育の授業が行われていました。テーマは「短距離走」。生徒たちが、何やら真剣な表情で、互いの構えを確認し合っていますね。

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 そう、中学校の体育からは、小学校のスタンディングスタートから、より高度な「クラウチングスタート」の技術を本格的に学び始めます。

 かつて私たちの時代は、体育の「走る」授業といえば、ただひたすらに「誰よりも速く」走ることが目標でした。しかし、今の保健体育は、それだけではありません。

 中学校での「走る」指導では、単に筋力をつけるだけでなく、物理的・生理的に理にかなった「効率のよい動き(技術)」を追求することが求められます。どうすれば上体を効率的に起こせるか、どうすれば地面を強く蹴って加速できるか……。

 画像に写っている生徒たちの姿を見てください。一人の生徒が、もう一人の生徒のクラウチングの姿勢を、横から観察していますね。「腰の高さはこれでいい?」「手の位置は?」……そんな会話が聞こえてきそうです。

 ただ言われた通りに走るのではなく、互いにリスペクトをもって観察し、自分のフォームの課題を見つけ、どう修正すれば昨日よりタイムが縮まるか、自分で考え、自分で向上させていく……。そのプロセス自体を楽しむことが、生涯にわたって運動に親しむ態度に繋がると信じています。

 「競争の楽しさ」もありますが、ぜひ「自己の記録向上(昨日の自分を超える)」喜びを知ってほしい。その喜びを、この体育の授業を通じて体験してほしいと願っています。

 頑張れ、新宿中の生徒たち!

(松澤 亮)

202604/23日常

全国学調の目的

 みなさん、こんにちは。

 今日は、本校の3年生たちが「全国学力・学習状況調査」に挑んでいます。午前中、真剣な表情で問題に向き合う生徒たちの姿を巡回して見て回りましたが、その集中力には目を見張るものがありました。

 この調査が始まったのは2007年。目的は、「今の教育で、子どもたちにしっかりと生きる力が身に付いているか」を確認し、より良い授業へと改善していくための「羅針盤」にするためなのです。

 単に漢字が書ける、計算ができるという「知識」だけでなく、それを実生活のどんな場面で「活用」できるか。

 例えば、昨年の国語の問題に、こんなものがありました。「新入生向けの部活動紹介リーフレットを、より魅力的に改善しよう」という設定の問題です。 生徒たちは、まず現状のリーフレットを読み、仲間との話し合いの記録を分析します。そして、「新入生の不安を解消するためには、部活の雰囲気や初心者へのサポート体制も書くべきだ」という解決策を導き出し、それを自分の言葉で表現することが求められました。

 これこそが、まさに「活用する力」です。国語の知識を使って、実生活の中にある課題を解決していく。こうした学びの積み重ねが、予測困難な未来を生き抜く力になると信じています。

 いつも生徒たちに伝えている「自ら学ぶ」ということ。

 それは、今の自分に何ができて、次にどんなステップに進めばいいのかを「知る」ことから始まります。 結果が返ってきたとき、一喜一憂するのではなく、自分自身の「OODAサイクル(観察・判断・決定・実行)」を回すための材料にしてほしいと願っています。

 3年生のみなさん、本当にお疲れ様。

 そして、そんな生徒たちの挑戦を温かく見守ってくださっている保護者の皆様、いつもありがとうございます。

(松澤 亮)

202604/22日常

はしかについて

 みなさん、こんにちは。

 さて、今日は少し真面目な、でもとても大切なお話をさせてください。 ニュース等で耳にしている人もいるかもしれませんが、今、新宿区内でも「はしか(麻疹)」が流行し始めています。学年閉鎖も行われるなど、油断できない状況です。

 「はしか」は、ただの風邪ではありません。 実は、ウイルス界でもトップクラスの「忍者」であり、「忍び寄る力」をもっています。空気中を漂って感染することもあり、免疫がないとほぼ全員がかかってしまうほど強い力をもっているのです。感染力は、(今朝のテレビの情報によれば)インフルエンザの10倍。確実に防ぐには、2回の予防接種しかないそうです。

 

 そこで、みなさんと保護者の方へ、3つのお願いがあります。

1. 「あれ?」と思ったら、まずは電話を 急な熱や咳、鼻水、そして目に赤みが出てきたら、無理をして登校してはいけません。病院へ行く時も、いきなり行くのではなく、まずは「電話」をして相談してください。これは、自分だけでなく周りの人を守るための、最高のリスペクトです。

 

2. 母子手帳を確認してみてください はしかを守る盾は「ワクチン」です。2回接種しているか、ぜひお家の人と一緒に母子手帳を確認してみてくださいね。自分の体を守ることは、自ら学ぶことの第一歩です。

 

3. お互いを思いやる気持ちを 体調が悪くて休んでいる仲間がいたら、「大丈夫かな」と心を寄せてください。健康な時も、そうでない時も、新宿中のみんなが安心していられる場所でありたいと私は願っています。

 

 学校でも、手洗いや換気など、できる限りの対策を徹底していきます。 明日もまた、みなさんの元気な、そして健康な笑顔に会えるのを楽しみにしています!

(松澤 亮)

202604/21日常

熱中症は防げる!

 みなさん、こんにちは。

 実は昨日の朝、予定を少し変更して、全校朝礼を行いました。急な変更にもかかわらず、整然と集まり、私の話を真剣な眼差しで聞いてくれた生徒のみなさんの姿に、新宿中の「自律」の心を感じ、朝からとても嬉しい気持ちになりました。

 さて、昨日私から伝えたのは、これからの季節を安全に過ごすための大切な作戦です。 新宿中学校が掲げる今年のスローガンは、ズバリこちら。

「熱中症は防げる!」

 暑さに負けてしまうのを待つのではなく、自分たちの知識と行動で、健康を守り抜こうという決意です。具体的にお願いしたのは二つのミッションです。

 一つ目は、「喉が渇く前に、水を飲む」こと。 「喉が渇いたな」と思った時には、体はもうSOSを出しています。授業の合間や部活動の前後など、自分でタイミングを見つけて、こまめに水分を摂る。これを新宿中の新しい習慣にしていきましょう。

 二つ目は、「今日の暑さを予想して、服を選ぶ」こと。 朝、家を出る前に天気予報などを見て、「今日は暑くなりそうかな?」と考えてみる。上着、ワイシャツ、ポロシャツのどれを着るのか、下に着るものの工夫など、学校のルールの中で、今の自分に最適な服装を自分で選ぶ。 実は、これも立派な「自ら学ぶ」力なのです。

 学校の目標にある「たくましく生きる人」とは、どんな環境でも自分の体調を自分でコントロールできる人のことだと私は考えています。

 「先生に言われたから」ではなく、「自分のために、自分ができることをする」。 そんな小さな積み重ねが、皆さんをより「たくましく」成長させてくれるはずです。

 先生たちも、WBGT(暑さ指数)をしっかりチェックして、皆さんのミッションをサポートしますよ!

「熱中症は防げる!」。 この言葉を合言葉に、みんなで元気に、この暑さを克服していきましょう!

(松澤 亮)

202604/20日常

新宿中とは

 みなさん、こんにちは。

 17日(金)に保護者会がありました。スピーチ全文を掲載します。

 ただ、かなり舞い上がってしまって、うまく話せたかどうか自身がありません。

 ともかく伝えたいことは以下のとおりなので、補完をお願いします。


 

 みなさん、こんにちは。本日はお忙しい中、本校の保護者会にお集まりいただき、誠にありがとうございます。

 校長の松澤亮です。

 校庭の木々も鮮やかな緑をまとい始め、新しい年度の力強い息吹を感じる季節となりました。お子様のご入学、そしてご進級、本当におめでとうございます。

 さて、私は生徒たちに、常々リスペクトという言葉とともに「自分を大切にするのと同じように、周りの人も大切にしよう」と伝えています。相手を尊重する心があれば、いじめや差別は起こりえません。多様な背景をもつ生徒が集まるこの新宿中で、互いの違いを「豊かさ」として認め合える、そんな温かい居場所を、教職員一丸となって作ってまいります。

 そしてもう一つ、今年度大切にするのは、『教える』から『学ぶ』への転換です。

 これからの予測困難な社会を生き抜くためには、与えられた正解を覚えるだけでは足りません。生徒自身が「なぜだろう?」と問いを立て、自ら学びを調整し、仲間と協力して解決していく。つまり、「生徒が主語になる学び」を実現したいと考えています。大人が先回りして道を整えるのではなく、生徒が自ら歩き出す力を信じ、私たちはとともに走る伴走者として、常に生徒に寄り添います。

 それから、「チーム新宿中」の大切なパートナーである保護者の皆様に、少し踏み込んだ、しかし非常に大切なお話をさせてください。

 一つは、学校と家庭の「役割」についてです。 教員の働き方改革という言葉があります。これは単に「労働時間を短くする」という話ではありません。私たちが大切にしているのは、一人ひとりの個性を活かして、生徒自身がより良い人生を歩んでいく支援をする、ということです。学校が、「子どもを預ける場所」、ではなく、ご家庭と手を取り合い、「共に子どもを育てる場」でありたいと考えています。

 教員もまた、一人の人間であり、守るべき生活があります。彼らが心身ともに健康で、のびのびと教育に情熱を注げる環境があってこそ、お子様一人ひとりをしっかりと見ることができます。夜を徹して奔走する姿ではなく、心身共に健康で、笑顔で教壇に立つ姿を、どうか温かく見守り、支えていただければ幸いです。

 そしてもう一つ、お子様の「成長の痛み」と「SNS」についてです。 子どもたちは、友達とのすれ違いや摩擦、時には激しいぶつかり合いを経験しながら、相手を思いやる心や社会性を学んでいきます。LINEを外された、返信が来ない……といったトラブルに胸を痛めることもあるでしょう。しかし、それもまた成長のプロセスです。命に関わることでない限り、まずは大人が慌てず、彼らが自力で解決していく姿を「リスペクト」の心で見守ってあげてください。

 ただし、SNSにおける「超えてはならない一線」については、学校・家庭・地域の厳格な管理と協力が必要です。 個人情報の流出や不適切な写真の拡散といった、個人の尊厳を深く傷つける行為は、もはや学校内での「指導」の枠を超えた「警察案件」であると私たちは考えています。そのような事態が起きた際には、学校としても警察への相談を強くお勧めしますし、毅然とした対応をとる覚悟です。

 すべては、新宿中の生徒たちが、安心・安全な環境で、自信と誇りをもって学び続けるためです。 耳の痛いお話もあったかと思いますが、これこそが私が目指す「誠実な学校経営」の姿です。

 一年間、皆様と対話を重ねながら、子どもたちにとって最高の中学校生活となるよう、努力していきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

(松澤 亮)

202604/17日常

どの部活にしようか

 みなさん、こんにちは。

 現在、校内には各部活動の生徒たちが一生懸命に作成してくれた「部活動紹介ポスター」が掲示されています。ソフトテニスの「初心者大歓迎」という力強い文字や、新しくできる合唱部の「創立メンバー大募集」というワクワクする呼びかけ、そして美術部や茶道部の心のこもったイラストなど、どのポスターの前を通っても、生徒たちの部活動に対する熱い想いがひしひしと伝わってきます。

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 部活動は、得意なことや好きなことをとことん伸ばしたり、今まで知らなかった「新しい自分」を探しに行ったりできる、中学校生活の大きな醍醐味の一つです。スポーツで汗を流すのもよし、文化的な活動で感性を磨くのもよし。どの道を選んでも、そこで出会う仲間や経験は、皆さんにとってかけがえのない財産になるはずです。

 ぜひポスターの前でじっくりと足を止め、自分が「やってみたい!」と心から思えるものを探してみてくださいね。

(松澤 亮)

202604/16日常

職業とは

 みなさん、こんにちは。

 若草学級で行われている「職業」の授業について少しお話ししようと思います。

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 学校生活の中には、日直や給食当番、委員会など、さまざまな「係」や「当番」の仕事がありますよね。若草学級の生徒たちも、それぞれの役割に一生懸命取り組んでくれています。

 みなさんは、なぜこうした仕事があるのか、考えたことはありますか?  「めんどくさいなあ」と思うこともあるかもしれません。でも、誰かがその仕事をがんばってくれるおかげで、クラスのみんなが気持ちよく過ごすことができます。そして、がんばった後には「ありがとう」「助かったよ」という温かい言葉が待っています。

 自分がしたことで、誰かに感謝される。自分は世の中の役に立っているんだと実感できる。実は、これこそが人が「やりがい」をもって働くための大切な仕組みなのです。大人になってからのお仕事も、基本はまったく同じなんですよ。「ありがとう」の輪が広がっていくと、嬉しいですよね。

 みなさんには、日々の生活や学習を通して「自ら学ぶ」姿勢を大切にし、自分の得意なことや良いところをたくさん見つけてほしいと願っています。自分のことをよく知り、将来、自分なりのやり方で社会に貢献できる人になってくださいね。

(松澤 亮)

202604/15日常

先生の仕事

 みなさん、こんにちは。

 昨日は午前と午後に、校外での会議があり、学校を留守にしておりました。校長室にいない日は、生徒のみなさんの元気な声が聞けず、少しだけ寂しい気持ちになります。

 さて、今日は普段みなさんがあまり見る機会のない、「放課後の先生たちの姿」について少しお話ししようと思います。

 生徒のみなさんが下校した後、先生たちは一体何をしているのでしょうか? 丸付け? 明日の授業の準備? もちろんそれらもしていますが、実は先生たちも、みなさんと同じように「自ら学ぶ」ための時間を大切にしています。

 昨日の放課後、職員室では「第4回 校内研修会」が行われました。今回のテーマは「生徒理解の研修」です。

 これは、今年度赴任してきた新しい先生も含めて、全教職員で生徒のみなさん一人ひとりの良いところや、サポートが必要な部分を共有し、理解を深めるための大切な会議です。 今回は2年生、3年生、そして若草学級や国際学級の先輩たちについて、各クラスの担任の先生から詳しくお話がありました。来週には、入学したばかりの1年生についての研修会も予定されています。

 なぜこんなに時間をかけて話し合うのか。それは、先生たちが「チーム新宿中」として、生徒のみなさん一人ひとりをしっかり見つめ、誰一人取り残さない学校づくりを目指しているからです。あるクラスの担任の先生だけでなく、全教職員が、みなさんの成長を一緒に喜び、一緒に悩むための準備をしているのです。

 新宿中学校が目指す「お互いをリスペクト」する関係は、まず私たち大人が、生徒のみなさんを深く理解し、リスペクトすることから始まると私は信じています。

 見えないところでも、先生たちはみなさんのことを一生懸命考えています。明日もまた、安心して学校に来てくださいね。元気な挨拶を交わせるのを楽しみにしています!

(松澤 亮)

202604/14日常

1年生を迎える会

 みなさん、こんにちは。

 昨日は、本校の体育館にて、生徒会主催の「1年生を迎える会」が盛大に行われました。

 体育館に入場した1年生は、まだ少し緊張した面持ちで、標準服も、少し大きく感じられます。  先輩たちの発表が始まると、座って見つめるその背中からは、「中学校生活ってどんな感じだろう?」「部活動はどこに入ろう?」という、戸惑いと期待が入り混じった、初々しいオーラが感じられました。

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 会が進行し、校歌を歌うための声出しが始まると、会場の空気は一変しました。

 みんなで盛り上げようと協力する動きと、そしてそこから放たれる声の力! 2・3年生の完璧な「一体感」に、私自身も圧倒されるほどの熱量でした。 目の前で展開される先輩たちの力強い姿、そして楽しそうな様子を見て、1年生はきっと、「すごい!」とびっくりしたのではないでしょうか。

 

 1年生のみなさん。

 昨日の先輩たちの姿は、これからみなさんが目指す姿です。

 今はまだ戸惑うこともあるかもしれませんが、あの一体感の中に、あなたも加わる日が必ず来ます。

 

 2・3年生のみなさん。

 心のこもった、そして圧倒的な熱量の歓迎を、ありがとう。

 みなさんの「新宿中生」としての誇りと、後輩を思いやる優しさが、昨日の素晴らしい会を作りました。

 これから、この素晴らしい先輩・後輩が、どんな新しい新宿中学校を作っていくのか。楽しみで仕方がありませんね。

(松澤 亮)

202604/13日常

リスペクトと人との距離のとり方

 みなさん、こんにちは。

 全校朝礼のスピーチを全文紹介します。


 

 

 みなさん、おはようございます。

 新学期が始まって数日が経ちました。新しいクラスや新しい仲間には、少しずつ慣れてきた頃でしょうか。校庭の桜もすっかり葉桜となり、少しずつ新緑の清々しい季節へと移り変わっていますね。  新しい出会いが多いこの時期、今日はみなさんに、私がいつも一番大切にしてほしいと言っている「リスペクト」について、そして「友達との距離の取り方」についてお話しします。

 まず、大前提として「いじめ」は絶対に許されません。許しません。これは学校のルールというだけではなく、「いじめ防止対策推進法」という法令に違反する行為です。何より、自分と同じように相手も大切にするという「リスペクト」の精神に完全に反しています。いじめや差別は、いじめられる側ではなく、いじめる側の心の問題です。

 さて、いじめや人間関係に悩んでいる人に話を聞くと、こんな風に言うことがあります。 「その人は、一緒にいて楽しいときもあるんです。でも、嫌なことをしてくることもあるんです」と。

 みなさんに少し考えてほしいのですが、嫌なことを何度も繰り返してくる人は、本当に「友達」でしょうか?

 もし、「いいときはいいんだけどな……」と心がモヤモヤするなら、その人とは無理して付き合わなくてもいいのですよ。本当の友達なら、意見がぶつかることがあってもお互い様ですし、何より一緒にいて心地が良いはずです。自分の心をすり減らしてまで、無理やり友達でいようとする必要はありません。

 ただし、ここで一つ、絶対に守ってほしいことがあります。

 それは、相手と距離を置くときでも「リスペクトに反する行為はしてはいけない」ということです。

 いくら相手が合わないからといって、あからさまに無視をしたり、SNSに悪口を書き込んだりしたらどうなるでしょうか。今度は、あなた自身が「嫌なことをする人」になってしまいます。

 人と接するときは、いつでも、誰に対してもリスペクトを忘れないでください。そして、お互いにリスペクトし合えない人とは、無理して付き合わなくても構いません。そっと距離を置くことも、自分を大切にする立派な力です。

 お互いをリスペクトし合い、誰もが心地よく過ごせる。そんな新宿中学校を、みんなで一緒につくっていきましょう。

(松澤 亮)

202604/10日常

広い校舎も、すぐに居場所に

 みなさん、こんにちは。

 今日は、1年生と若草学級の生徒たちが「校内巡り」を行っています。 廊下を歩く皆さんの姿を見見つけて、近寄ってみました。列を作って真剣に、そして少しドキドキした様子で見学していましたね。通りがかった棚には「サッカー部 連絡ノート」なんて書かれたバインダーもありましたが、これからどんな部活に入ろうか、そんな楽しみも膨らんでいるのではないでしょうか。

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 新宿中学校の校舎はとても広いので、「どこに何があるのか、迷子になってしまうかも……」と不安に思う人もいるかもしれません。でも、心配ありませんよ。毎日通っていれば、すぐに慣れて勝手がわかるようになります。焦らず、少しずつ自分の学校を知っていってください。

 さて、若草学級の生徒たちには昨日、私の自己紹介をさせてもらいました。 皆さん私の名前を覚えてくれて、今日校内巡りで会った生徒たちが「松澤校長先生!」と声をかけてくれました。実はとても嬉しかったんです。「校長先生」と呼ばれるのももちろん光栄ですが、「松澤先生」と呼ばれると、皆さんと少し心の距離が近づいたような気がして、なんだかさらに嬉しくなってしまいます。

 これからも、校内で見かけたらぜひ気軽に「松澤先生!」と声をかけてくださいね。 よろしくお願いします。

(松澤 亮)

202604/09教えるから学ぶへ

教えるから学ぶへ

 みなさん、こんにちは。

 今日は朝から授業が行われています。身体計測も並行して行われているので、生徒はみんなジャージです。

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 こちらは2年生の社会(歴史)の授業。 鎌倉時代の元寇を扱っています。モンゴルからの使者に対して、どのような返答をするか、という問いに対して、様々な資料を使って考えています。

 Geminiくんに尋ねてみたところ、このとき鎌倉幕府は「返書を出さない」という決定をしたようですね。最初の襲来のあと、再び交渉に来た使者は処刑してしまったようですから、断固として交渉には応じないという決定を、鎌倉幕府はしたわけです。

 ちなみに、Geminiくんは、当時の世界情勢やモンゴルの強さ、日本の地理的な強みを考慮し、偶然の暴風雨などを排除して考慮した結果、「当時の幕府(北条時宗)の「黙殺・処刑」という対応は、国内の武士を団結させるには効果的でしたが、外交としては極めてハイリスクでした。もし最も合理的に動くなら、「外交的な柔軟性(和睦のポーズ)」を見せつつ、その裏で南宋の技術を取り入れた「水軍(海戦能力)」を早期に育成・配備することが、暴風雨に頼らない確実防衛策だったと言えるでしょう。」

という結論を出しました。

 昔の歴史は、いつこういうことがあった、それはなぜか、ということを教えられましたが、今の歴史は豊富なデータをもとに「考える」ことが求められます。まさに「教えるから学ぶへ」ですね。

(松澤 亮)

202604/08日常

それぞれの学活

 みなさん、こんにちは。

 始業式・入学式を終え、本格的に学級開きが行われています。

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 全クラス見て回りましたが、担任のカラーがはっきり出ていましたね。生徒は新しい環境に緊張しながらも、張り切って馴染んでいこうとする様子がうかがえます。

 若草学級の様子も見に行きましたが、たまたま自己紹介の時間だったため、私も自己紹介することができました。

 これからよろしくね。

(松澤 亮)

202604/07日常

令和8年度入学式

みなさん、こんにちは。

令和8年度の入学式が挙行されました。

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今年は100名の新入生。ようこそ新宿中へ。

3年間よろしくお願いします。

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ガーベラが色とりどりに咲き誇ります。

 

以下は、入学式式辞の全文です。


 新入生のみなさん、ご入学おめでとうございます。

 保護者のみなさま、お子様の中学校ご入学、誠におめでとうございます。

 本日、新宿区立新宿中学校令和八年度入学式を挙行するにあたり、ご多用の中、新宿区教育委員会学校運営課長高橋和孝様を始め、ご来賓のみなさま、地域のみなさま、保護者のみなさまのご臨席を賜り、心よりお礼を申し上げます。

 新入生のみなさんに、覚えてほしい大切な言葉があります。新宿中生なら誰もが知るその言葉を、「リスペクト」といいます。 尊敬や尊重という意味の英語ですが、新宿中では「人も自分も同じように大切にする」という意味で使います。誰に対しても、リスペクトをもって接することを常に心がけてください。

 さて、新宿中学校には素晴らしい伝統があります。それは、「一体感」です。本校では様々な国にルーツをもつ仲間が共に学んでいますが、そこに境界線はありません。 お互いの違いを認め合い、歩み寄り、一体となって学んでいます。 きっと最初の全校行事である運動会で、一体感を味わうことになるでしょう。

 ところで、この花。ガーベラといいます。ガーベラには様々な色があります。多様性にあふれる新宿中らしいですね。花言葉は「希望」や「前進」。希望にあふれたみなさんが、ガーベラのように様々な色の花を咲かせていくことを楽しみにしています。

 保護者のみなさま、本日入学した生徒たちには、リスペクトと、仲間との一体感についてお話ししました。 生徒たちが新しい環境で自分を磨き、誰かを大切にできたときには、ぜひその姿をほめてあげてください。 これから三年間、どうぞよろしくお願いいたします。

 結びに、新入生の健やかな成長と、本日ご臨席いただいたみなさまのますますのご健勝とご多幸を祈念し、式辞といたします。

令和八年四月六日

 君たちは、なりたい自分になれる。君が本気で、そう望むのであれば。

新宿区立新宿中学校長 松澤 亮

(松澤 亮)

202604/06日常

令和8年度が始まりました

 みなさん、こんにちは。

 今年度も校長を務めます。どうぞよろしくお願いします。

今日は始業式。クラス替えの緊張感と、新たな学年への期待で、生徒たちの笑顔は輝くばかりでした。

 リスペクトを大切にし、新宿中で良かったと思えるような一体感を、今年も作ってまいります。

 

 以下は、始業式の挨拶です。


 

 みなさん、進級おめでとうございます。

 みなさんの元気な顔に会えて、とても嬉しいです。

 新しい学年が始まる今日、皆さんに覚えておいてほしいキーワードは二つ。 「リスペクト」「一体感」です。

「リスペクト」とは、自分と同じように、相手も大切にすること。 難しく考える必要はありません。「自分がされて嫌なことは、人にもしない。自分がされて嬉しいことを、人にもする」。これだけです。 いじめや差別は、どんな理由があっても許されません。リスペクトの心が欠けているからです。だから、いじめや差別は、どんなときでもする側の心の問題です。

 そして、一人ひとりがお互いをリスペクトできたとき、学校に本当の「一体感」が生まれます。 隣の仲間のために何ができるかを考える。バラバラの個性が、一つの目標に向かってまとまった時のパワーは、想像を絶するほど大きなものになります。君たちは去年、それを経験しましたね。しかし、明日入学する新入生はまだ経験していません。だからみなさんに頼みます。新宿中の一体感を、新入生に見せてやってください。

 「このクラスで良かった」「この学年で良かった」と思える一年を、ここにいる全員の力でつくっていきましょう。

 先生たちも、全力で皆さんをリスペクトし、応援します。

 君たちは、なりたい自分になれる。君が本気で、そう望むのであれば。

 

 

(松澤 亮)