新・校長日記 以前と変わらず、日常の学校の様子や校長の考えをお伝えします。

202404/16校長の思い

教えるから学ぶへ

 みなさん、おはようございます。

 15日には今年度初の朝礼が行われました。集合も早いし、整列はきれいだし、素晴らしいスタートとなりました。こうやってみんなでいい学校を作り上げていこうとする姿勢が大変素晴らしいですね。

 15日の朝礼あいさつは、「教えるから学ぶへ」。本校が今年度進めている授業改革のキーワードです。まずは自分の意志で必要なことを学ぼうとする姿勢についてお話ししました。以下が全文です。


 

 

 生徒のみなさん、おはようございます。

 みなさんは、何かを学ぶ、ということを意識したことがありますか。漢字を覚えるときに、覚えよう!と強く意識して練習するのと、ただ手を動かして書くだけの練習とでは、覚える効率がまるで違います。自分が学ぼうとするか、そこが問題です。

 ぼくは最近料理に凝っています。土曜日には新タマネギの無水チキンカレー、日曜日には春キャベツと鶏胸肉の煮込みスープを作りました。どちらも大変おいしく、家族にも大好評でした。

 ぼくはこれまで料理があまり好きではありませんでした。分量をきっちり量らないとおいしくならないと思い込んでいたからです。ところが調味料などの分量は適当でもけっこうおいしくできます。細かいことを気にするより、どうしたらもっとおいしくなるだろう、もっとほかのレシピはないだろうか、などを考えた方が楽しいです。今ぼくは、自分の意志で料理を学んでいます。

 自分で学ぼうとして学ぶことはとてもおもしろいです。できることが広がります。新たな発見に驚かされます。

 今牛込二中では、授業の改革を進めています。先生が一方的に教える授業の形から、生徒が学ぼうとして自ら学ぶ授業へ。教えてもらうのではなく、自分が必要とし、学びたいことを学んでください。どんなことでも新たにできるようになること、新たな発見をすることはとても楽しいです。

 君たちの学ぼうとする意欲、見せてくださいね。そのための一歩を踏み出す、今日がその日です。

(松澤 亮)

202404/15日常

話合いの基礎

 みなさん、おはようございます。

 本校では「教える授業から学ぶ授業へ」を合言葉に、授業の根本的転換を進めています。教師が一斉に教える授業から、生徒が個別に学ぶ授業へ。主語が変われば動詞も変わりますね。

 1年生の社会科では話合い活動の基礎として、断片的な情報から全体図を完成させる、という取組をしていました。

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 「○○さんは廊下側です。」「△△さんは歌が好きです。」「歌が好きな人は隣同士です。」などの情報を組み合わせて、架空のクラスの座席表を完成させるというものです。

 1年生は話合いをしながら、ああでもないこうでもないと試行錯誤をしていました。こういった取組では、まず全体像をつかむことが大切です。例えば、この架空のクラスにいるのは誰と誰なのか、リストを作るとかです。名前とそれに伴う何が好きかなどの情報はまとめます。名前のない情報はひとまず置いて、それだけでも完成させると混乱しなくて済みそうです。

 さあ、このコツに誰が気づくでしょうか。

(松澤 亮)

202404/12日常

自分を開く

 みなさん、おはようございます。

 「自己開示」とは、他者にありのままの自分をさらけ出すことで、強みも弱みも全て含めて開示することを表す、もとは心理学的な言葉です。

 これをすると、人の意外な一面から急速に仲よくなったり、チームが機能したりします。そうは言っても自己開示の苦手な人もいますから、学校ではこういうツールを使うことがあります。

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 これは、サイコロトーキングと呼ばれるものです。すごろくをしながら、マス目には「最近感動したことは?」とか「お気に入りの芸能人は?」などの質問に答えていきつつ、自動的に自己開示をしていきます。3年生の教室で行われていましたが、入学してから3年目を迎えても、まだまだ知らない一面はたくさんあります。

 同様の趣味があったらリスペクトは一層進みますし、意外な一面から仲よくなることもあるでしょう。

 ぼくは最近料理に凝っていて、学校栄養士さんとも料理の情報交換をしますし、韓ドラ大好きな先生ときゃっきゃ語り合うこともあります。「涙の女王」大好きです。校長の自己開示でした。

(松澤 亮)

202404/11日常

生徒会オリエンテーション

 みなさん、おはようございます。

 10日(水)に生徒会オリエンテーションが行われました。

 生徒会本部役員と、令和5年度後期専門委員長を中心に、1年生のために分かりやすく生徒会の仕組みを説明するというものです。

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あ・・・あいさつ、ありがとう

じ・・・時間を守る、予鈴遅刻をしない

み・・・みだしなみ

こ・・・ことばづかい

し・・・姿勢を正す

 

 これは牛込二中の生活態度の規準となりますが、これら一つ一つを寸劇風にして、クスリと笑えるものにしてくれたんですよね。そういうひと工夫が効いていて、1年生にも分かりやすかったんじゃないかと思います。

(松澤 亮)

202404/08日常

令和6年度入学式

【お詫び:手違いで入学式より先にアップしてしまいました。ご心配をおかけいたしました。】 

 みなさん、おはようございます。

 昨日令和6年度の始業式が行われました。

 そして今日は入学式です。これで令和6年度の牛込二中メンバーが出そろいます。今年度も牛込二中らしく、リスペクトの心があふれ、生徒一人一人が輝ける学校づくりを目指します。

 どうぞよろしくお願いいたします。

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以下は、入学式式辞です。

 


 

 新入生のみなさん、ご入学おめでとうございます。

 保護者のみなさま、お子様の中学校ご入学、誠におめでとうございます。

 本日、入学式を挙行することができました。ご多用の中、新宿区教育委員星野洋さまを始め、地域のみなさま、保護者のみなさまのご臨席を賜り、心よりお礼を申し上げます。

 一人一人の呼名を終え、みなさんは牛込二中生となりました。なったからには、一つ大事なことばを覚えてください。牛込二中生なら誰でも知っているそのことばは、リスペクトといいます。尊敬とか、尊重するという意味の英語です。牛込二中では、人も自分も同じように大切にするという、人と接するときの基本的態度を表すことばです。誰に対しても、リスペクトをもって接することを心がけてください。

 ところでみなさん、どんな中学生になりたいですか。勉強をしっかりするとか、行事に夢中になるとか、それぞれの理想の姿があると思います。もしなければ、今から理想の中学生を考えてください。どんな中学生になりたいか。自分の理想を目標にすると、そこから踏み出す一歩はたしかなものとなります。そうやって一歩ずつ進んでいくと、理想が現実になり、また新たな理想が生まれます。牛込二中は、そうして理想の自分を追い求める学校です。いろんなことに挑戦し、試しながら、理想に近づいていってください。

 保護者のみなさま、本日入学した生徒たちには、人と接する基本姿勢であるリスペクトと、理想の自分を追い求める、という話をしました。生徒たちは多くのリスペクトと、さまざまな挑戦を実践し、うちに帰ります。生徒たちのリスペクトと挑戦を、ぜひほめてあげてください。これから、どうぞよろしくお願いいたします。

 結びに、本日ご臨席いただいたみなさまの、ますますのご健勝とご多幸を祈念し、式辞といたします。

令和6年4月9日

 理想の自分への第一歩を踏み出す、今日がその日です。

新宿区立牛込第二中学校長 松澤 亮

 

 

(松澤 亮)

202403/22日常

卒業式裏話

みなさん、おはようございます。

19日(火)に第75回卒業式を挙行しました。

せっかくですので、校長からみた裏話を披露します。

 

校長の役割は主に2つ、まずは式辞です。

式辞は1月中旬には構想を始め、2月初旬には形になります。

そこから徐々に練習に入るのですが、やっていくうちに不自然な言い回しや、

理解しにくいところを直し、だんだん仕上がっていきます。

今年も最終的に仕上がったのは18日、つまり前日でした。

練習は何度も行い(主にお風呂で)、これで大丈夫と思ったのは当日の朝です。

 

さて、もう一つの大事な役目は証書の授与です。

これも儀式なので、一定の手順があります。

学校により、時代により、ちょっとずつ変わるので、注意が必要です。

今回は、笑顔で見送りたい、というコンセプトがありましたので、

やわらかい表情を心掛けました。

生徒もそれにこたえて笑顔の生徒が多かったですね。

また、決意あふれる目で見つめ返してくれる生徒も多かったです。

笑顔と決意。このダブルパンチが相当効きました。

人数も少ない学校ですから、当然一人一人のこれまでが頭によみがえってきます。

 

本来卒業式は儀式なので、校長の式辞も形式的にやらなければならないのですが、

そのまま式辞に突入すると大惨事になりかねなかったので、一息入れました。

威厳ある校長になるには、まだまだ修行が必要なようです。

その一息があっても、式辞が飛ぶことは止められませんでした。

実は2行ほど完全に飛んでいます。

何とか持ち直しをしましたが、せっかくなので式辞の全文を掲載することにしました。

立派なものではありませんが、卒業生に合わせ、自分の思いをことばにしました。

下に掲載してありますので、お時間のある時にご覧ください。

 

卒業生のみなさんに届くかは分かりませんが、メッセージを送ります。

卒業生のみなさん。

素晴らしい卒業式だった。

牛込二中らしさがあふれていた。

でも、勘違いするな。満足したとは言ってない。

君たちの栄光はまだまだこれからだ。

新たな一歩は当然踏み出していると思うが、二歩目三歩目を着実に踏み出してほしい。

大丈夫。君たちなら、きっとできる。

 

 

以下、式辞全文です。

 


 

本日、新宿区立牛込第二中学校第75回卒業式を挙行することができました。

先ほど、一人一人に卒業証書を授与いたしました。これからはみなさんのことを卒業生と呼びます。

あらためて、卒業生のみなさん、ご卒業おめでとうございます。そして、ご多用にもかかわらず、新宿区教育委員会事務局次長遠山竜多様をはじめ、地域のみなさま、保護者のみなさまのご臨席を賜り、心よりお礼を申し上げます。

昨年の十二月ごろ、卒業生のみなさん一人一人と面接練習をしましたね。みなさんの素敵なところは、夢を語れることです。自分の将来を思い描き、ある人は具体的に、ある人は方向性を語っていました。夢を語れる人は、とても素敵です。

なぜ夢を語れるのか。それは、自分自身としっかり向きあってきたからだろうと思います。昨年の運動会では、みんなが活躍し、みんなが楽しめる、いかにも牛込二中らしい運動会を作り上げました。学芸発表会でも、みなさんのアイデアが力一杯発揮された独創性あふれるものとなりました。自分たちを見つめ、自分たちらしい行動を選択することのできたみなさんだからこそ、自分の将来をしっかり思い描くことができたのだろうと思います。

校長として、みなさんにお願いがあります。夢をもち続けてください。長い人生の時々によって、より自分にふさわしい夢を見つけたら、変更してもかまいません。迷ったら、改めて自分と向きあってください。答えは、必ずみなさん自身の中にあります。そして、たくさん学び、たくさん経験し、たくさん挑戦し、夢に向かう具体的な努力をしてください。全員が15歳の時に描いた夢を実現できるわけではありません。しかし、何歳になっても夢は描けます。みなさんなら、きっとできます。感謝の心とリスペクトを忘れず、牛込第二中学校卒業生として、いつでも夢に向かう素敵な人生を送ってください。

保護者のみなさま。本日は、お子様のご卒業、まことにおめでとうございます。今日まで本校の教育活動にご理解・ご協力いただき、ありがとうございました。おかげさまで、何でも全力でがんばる学年へと成長することができました。このあとのことばも、歌も、ぜひ期待していてください。成人するまであと三年の卒業生ではありますが、これからも変わらぬ愛情と必要な支援を卒業生に注いであげてください。

結びに、卒業生のみなさんの健やかな成長と、ご臨席いただいたみなさまのますますのご健勝とご多幸を祈念いたしまして、式辞といたします。

 

令和六年三月十九日

 みなさんが新しい人生に一歩を踏み出す、今日がその日です。

新宿区立牛込第二中学校長 松澤 亮

(松澤 亮)

202403/15日常

ハリー・ポッターと呪いの子

 みなさん、おはようございます。

 14日に、全校で観劇をしてきました。これは東京都教育委員会の「子どもを笑顔にするプロジェクト」の一環です。話題の「ハリー・ポッターと呪いの子」です。

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 赤坂に専用劇場があります。ここまで学校から30分程度で行けてしまう、というのも強みの一つでしょうね。ハリー・ポッターファンには感涙もの、そうでない人も演出には驚きの連続の劇でした。

 ぼくは映画も全編観ておりますし、原作も読破しています。最終7巻は日本語訳が待てずに、英語で読み通したのもいい思い出です。

 とっても楽しめましたし、この劇を生徒たちも笑顔で楽しむことができたのではないかと思います。

(松澤 亮)

202403/12日常

アルバイト・年金で困ったら

 みなさん、おはようございます。

 9日(土)の授業日に、社会保険労務士会の方々にお越しいただきました。3年生は、アルバイトや年金についての講義を聴きました。

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 社会保険労務士とは、「労働・社会保険に関する問題の専門家」のことです。国家資格の「八士業」の一つで、弁護士を除く士業資格のどれかを取得していることが受験の資格となります。私たちの労働や年金に関する専門家ですから、アルバイト・年金で困ったら、真っ先に相談すべき方々なんですね。

 アルバイトで働くときには、労働条件を書面等で確認すること。とても大切なことですが、自分から言い出すのはなかなかハードルが高いですね。ぼくも学生の頃、アルバイト自体はしていましたが、よく考えれば労働条件に関する書面をもらった記憶はありません。のちのちトラブルにならないように、最初から確認しておくことが必要でしょうね。

(松澤 亮)

202403/08日常

努力の結晶

 みなさん、おはようございます。

 7日から、校内作品展が始まっています。

 毎年思うことですが、生徒の日々の努力の結晶が展示されています。膨大な時間をかけて、日々学んだことが形となって表されているんですね。積み重ねの大切さを実感します。

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 1年生の英語は自分の体験を作文にしています。これまで身に付けたスキルを駆使しています。この作文には名前とQRコードも添付されていて、読み込むと音声ファイルを聴くことができます。自分の作文を音読した者です。しっかり身に付いていること分かります。

 

 技術家庭科、美術科、美術部の作品は新校舎に展示してあります。一つ一つが見応えあります。生徒の顔を思い浮かべて、どんな気持ちで、何を考えて作ったんだろうなぁと思いを馳せるのが至福の時ですね。

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 3年家庭科ではフェルトで幼児のおもちゃを作りました。お寿司やケーキなど、かわいらしい作品がたくさん並んでいます。

 校内作品展は、9日土曜まで開催しています。

参観可能な時間帯は、

8日(金)が午後1時30分から午後3時20分まで

9日(土)が午前8時45分から正午までです。

 保護者の方々、地域のみなさま、本校生徒の努力の結晶をぜひごらんください。

(松澤 亮)

202403/07日常

校内作品展始まります

 みなさん、おはようございます。

 今日から恒例の校内作品展が始まります。昨日の放課後には、係生徒による展示準備が行われました。

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 本校の生徒たちはよく働きます。ていねいに展示の準備をするのはもちろんですが、なんだか楽しそうに働きます。こういうところがなんとなく牛込二中生らしさを感じるところです。

(松澤 亮)

202403/06日常

新入生体験入学

 みなさん、おはようございます。

 4日(月)に新入生体験入学がありました。

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 頼りになる3年生が学校を案内し、中学校がどういうところかを説明していきます。

 4月から本校に入学してくる小学生のみなさんも、大変行儀よく、しっかりと話を聞いてくれました。不安なところはあるだろうけど、何にも心配しなくていいですからね。4月に元気な顔で入学してくるみなさんに会うのを、楽しみにしています。

(松澤 亮)

202403/05日常

意見を表す

 みなさん、おはようございます。

 令和5年度最後の朝礼が行われました。

 今回のお題は、「意見を表す。」

 令和6年の運動会は残念ながら校庭で開催することはできません。そのことと合わせて、意見を表すことの大切さをお話ししました。

 以下全文です。

 


 

 昭和の時代とと現代の令和を行き来するテレビドラマが放映されています。昭和として描かれている1986年は、ぼくが高校生になった年で、まさにドラマのままの昭和を生きた世代です。

 あの時代を生きたぼくからすれば、令和に生きるみなさんが思うほど悪い時代ではありません。しかし、決定的に異なることがいくつかあります。その一つが、子どもの人権です。子どもの権利条約が国連総会において定められたのが1989年ですから、1986年の人々に理解を求めるのは難しいところです。

 子どもの権利条約は40条もある立派な条約ですが、そのうちの一つに「意見を表す権利」というものがあります。子どもは、自分の関係あることについて、自分の意見を表す権利をもっている、というものです。この考えはとても重要で、牛込二中でも生徒総会などで自分の意見を表すことをとても大切にしています。

 意見を言うときに気をつけなければいけないのは、何でも言っていいというわけではない、ということです。絶対条件として、他の人の人権を傷つけることがあってはなりません。いじめはもちろん、からかったり嫌がることを言ったりするのも絶対にダメです。そのうえで、みなさんには前向きに、どうしたらよりよくなるかを考えて、意見を言ってほしいのです。

 さて、今、校庭の外側の工事をするために、校庭が狭くなっています。木もなくなりました。この工事は、来年3月まで、まだ丸1年以上続きます。結果的に、5月に予定されている運動会は、校庭では実施できず、コズミックセンターの大体育館で実施することになりました。いつも通りの運動会を実施できず、大変残念ですが、このことを前向きに受け止めなければいけません。令和6年の運動会は、いつも通りというわけにはいきません。しかし、みなさんのアイデア次第で、1年限りの特別な運動会にすることはできます。ピンチをチャンスに変えるのは、いつでも自分の心次第です。どうか前向きに受け止めてください。特別な運動会が始まる、今日がその日です。

(松澤 亮)

202403/01日常

春の訪れ

 みなさん、おはようございます。

 今日から3月です。早いものです。そして都立高校の合格発表日でもあります。

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 校庭にはハクモクレンがつぼみを膨らませていますが、開花まであと少しというところでしょうかね。

 最近の天候は、冬なのになぜ春のフリをした、というような温度変化でしたが、それでも確実に春が近づいていることは分かります。道端の沈丁花(ジンチョウゲ)もいい香りですね。

(松澤 亮)

202402/16日常

新入生保護者説明会

 みなさん、こんにちは。

 牛込二中校長松澤でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

 本日は、牛込二中新入生保護者説明会にお越しいただき、ありがとうございます。

 寒かったり暖かかったり、めまぐるしく季節の移り変わりを感じます。春一番も吹いて、春がそこまで来ているのを感じます。

 中学校は、小学校と同じ義務教育でありながら、子どもが劇的に成長しますので、保護者の方にとっても一つ大きな節目と感じられているんじゃないかと思います。

 私たちも、3年生を卒業させ、新たな1年生を迎えるたびに、こんなに幼かったっけと毎年のように驚きます。そして、3年経つとまた立派に羽ばたいていくのですから、ブラックと言われる教員現場ではありますが、生徒の成長を目の当たりにすると、教員を選んでよかったなとつくづく思います。

 さて、本校の教育目標を、私が生徒や保護者のみなさまに伝えるときは、次のようになります。まずリスペクト。尊敬とか尊重するという意味の英語ですが、自分も人も同じように大切にするという、牛込二中の合言葉として使っています。

 次に昨今よく聞く主体性という言葉ですが、私の世代は大人が正しいと考えることを教え込まれてきた世代です。しかし、価値観の多様化する現代において、何が正しいかは時と場面によって異なります。自分の頭で判断できるような大人に育てるためには、普段から主体性をもって考えることが大切です。本校では、教育活動を生徒主体に行い、その上で自分自身で楽しめるようになることを目標としています。

 最後に多様な教育機会ということですが、どんな場合でも学びを止めることのないよう、柔軟な姿勢を取れるようにしています。登校しづらいとき、教室に入れないときに、個別で学習する部屋もあります。学校全体で一人の生徒を見守り、その子に合った学習スタイルを選べるよう、知恵を合わせて検討します。

 長々とお話ししましたが、ひと言でまとめると、安心してお子様を通わせてください、ということです。お子様が安全・安心な学校に通い、かけがえのない経験ができるように、私たちは全力を尽くします。どうぞよろしくお願いいたします。

(松澤 亮)

202402/092024スキー教室

横川SA

横川SAに着きました。

予定到着時刻は18:00過ぎになります。

(松澤 亮)