image  新宿区立新宿養護学校

新宿養護学校の訪問学級

病気治療で新宿区内の病院に入院する子どもたちがいるため、転出入が多くあります。
(1)自立活動を中心に学習している子どもたちと、(2)教科を中心に学習している子どもたちがいます。

(1)自立活動を中心とした授業の様子

 

・「変わりありませんか?元気でしたか?」というあいさつをしながら、健康状態をお母さんや看護師さんからうかがったり、子どもに話しかけたり、体に触れたりすることで確認していきます。そして、授業が始まることや楽しいことへの期待感をふくらませていけるように、始まりの会を行います。

・身体の取り組みはとても大切な学習内容です。一人一人の状態に合わせて行います。

・音楽では、グロッケンやリコーダー、カリンバ、ギター、ハンドベルなどの楽器を演奏したり、季節の歌を歌ったりします。複数の教員が訪問したときは演奏の幅を広げられるよう、教員も練習を積んでいきます。 素敵な歌、素敵な演奏を聞かせたいと思うのですが、なかなか……。
 自分で好きな楽器を笑顔で選んで、一緒に音を出して楽しんだり、楽器の振動を直接からだで味わったり、パネルやペープサートを見ながら 楽しむ等、工夫して一人一人の課題に合わせていきます。

 ・毎年信楽粘土で陶芸作品を作ります。粘土にたくさん触れて感触を味わい、
 思い思いの形にしていきます。 そして素焼きの後は釉薬がけ。
 筆やローラーで気に入った色に仕上げます。

・パソコンを利用してスイッチ学習に取り組む児童もいます。
 スイッチを動かすと画像が変わる絵本を楽しみます。

・絵本や本の読み聞かせも子供達が大好きな活動です。
 学校の教科書等から題材を選び、OHPを利用して視覚的イメージを広げながら
 読み聞かせたり、季節感あふれる本や制作活動に関連のある絵本を
 読み聞かせたりします。

 

 

 

(2)病院や自宅での教科指導の様子

・新宿区内の国立国際医療センター、東京女子医大病院、慶應義塾大学病院などの
 病院に教員が訪問して、学籍を移した長期入院中の小中学生に各教科の勉強を中心に指導しています。
 1週間の時間割を決め、決まった時間に授業をうけることで学校生活を意識したり、
 入院生活にリズムやメリハリをつけることもねらいの一つになっています。 
 また、教員との授業をとおした関わりを通じて、長期にわたる入院生活を精神面でも支えることができればと考えています。

 


・「国語」、「算数」、「理科」、「社会科」、「英語」(中学生)などの教科の学習を中心に「図工」、 「音楽」などの実技教科も織り交ぜて、授業をベッドサイドで先生と1対1で行っています。別室 を「学習室」として使うこともあります。
 それぞれの学習進度や体調、衛生等に配慮し、必要に応じて前籍校の教科書やドリルも使いながら勉強しています。
 病院という限られた環境のなかでも一回一回を大事に授業を進めています。


・体調が良い児童・生徒が複数いる場合には、病棟の学習スペースをお借りして合同授業という形で集団での活動も行っています。ここでは、友達と一緒に楽しい雰囲気のなかで授業をしています。
 相手の意見を聞いて自分の考えを深めたり、作品作りで友達のものを参考にして
アイディアをふくらませたり…
 友達同士、お互いを意識しながら行う授業は、教員と1対1では味わうことができない
 楽しい時間になっています。

活動の様子