牛込の名の起こり①
「牛込」は、牛の牧場のあったところから名付いたという。
「込」は多く集まると言う意味。
駒込、馬込なども馬の牧場のあったところから付いた名であるという。
では、牛の牧場は何処にあったのか。そして江戸川小学校付近のその昔は?
牛の牧場は地形と地名から類推すると現在の早稲田鶴巻町辺りと考えられる。
新宿区町名誌より
地形から・・・鶴巻町は高田八幡下を北流する蟹川(金川)と牛込柳町を北流するカニ沢(加二川)の間にあり、この川の間に東西の柵を作ると牛を囲う牧場ができる
名前から・・・「巻」は「牧」である。では、鶴は?
鶴巻は古くは弦巻といい、世田谷などの弦巻と同じ伝説=源義家が奥州遠 征の時、川で弓の弦を清めた=にあやかる。史実よりも後生に作られた伝説 と思われる。
「ツル」は朝鮮語の荒れ地とか原野、また水路のある低地という意味からきている。 「ツルマキ」とは、水路のある原野の牧場という意味である。 同様に、世田谷区の弦巻町も駒沢、駒引沢なども牧場の名残。
室町時代は大胡氏が一帯を領していたが地名の牛込を取り1555年に牛込氏とした。
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