富久小学校

成　長

副校長　照井　信理

　風薫る５月。令和６年度が始まって１か月が経ちました。一つ学年が上がり、子どもたちの顔つきや雰囲気ががらっと変わり、成長しているなぁとしみじみ感じています。

　「成長」について考えてみました。体が大きくなる。できることが増える。壁を乗り越える。他人に認められる。自分に自信がもてる。人に優しくできるようになる。人を許せるようになる。新しいことに挑戦する。失敗しても再び立ち上がる。嫌なこともやれるようになる。他にもたくさんあると思いますが、どれも人の幅が広がることではないでしょうか。成長とは、気持ちや思い、心の成長を指すものばかりだなと感じています。

　安心して学びながら、感謝の気持ちをもち、あやまる勇気をもち、礼儀正しく生活できる環境の中で過ごす。そして、友達を受け容れて許し、人を敬う寛容な心を育てていく場所が学校です。成長過程にいる子どもたちは、たくさんの失敗をします。わがままや間違えを叱りながらも、子どもたちに「失敗してもいい。次頑張ればいい。」と背中を押していき、成長を促していく。学校では、勉強だけではなく、生活の中の様々な体験を通して、子どもたちが学んでいます。その頑張る子どもと一緒にいるわれわれ大人も、ともに成長していると感じます。

　教員一同、健やかな成長を目指して全力で頑張ります。でも、学校だけでは限界があります。地域と家庭との協働が絶対必要です。どうかご協力をお願いいたします。

（副校長 - 2024年05月22日 14:37:00 - /）