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仲間とともに、意欲的に活動し、生きる力を身に付ける学校

                                 

 校長 川崎 勝久

   

 花園小学校は、平成7年、新宿区立四谷第五小学校と新宿区立四谷第七小学校が統合し、誕生した令和6年度に開校29周年を迎える学校です。学校の特色として、高いビルに囲まれた中、公園と一体化したスクールパークがあります。各学年1学級と小規模な学校ですが、特別支援学級が設置され、異学年での交流や特別支援学級との交流及び共同学習を活発に行っています。幼稚園も併設され、幼小連携教育を行っています。新宿という都心ですが、すぐ近くに新宿御苑があり、1年を通して、自然との触れ合いを大切にした学習を展開しています。地域協働学校として、地域の皆様から多大なご支援・ご協力をいただき、児童の教育の一端を担っていただいています。

 

 新型コロナ感染症は終息してまいりました。ただその影響は体力低下等、子供たちに少なからずあります。そのため、昨年度から花園小学校では、広いスクールパークや近くのJFLサッカーチーム「クリアソン新宿」と連携ができやすいという地域資源を活かし、「基礎体力の向上」の校内研究を行っています。その成果につきましては10月9日(水)に、新宿区内の小・中学校の先生に向けて研究発表会という形で発信してまいります。また、今年度は、外壁工事や校内に学童クラブ創設、スクールパークにフェンスを増設して子供たちの安全面の強化が図られるなど、教育環境の改善が行われます。

 

 私が理想とする学校は、安全で整備された環境の中で、児童が自分のめあてをもって、生き生きと活動する学校です。また、学校は社会性を学ぶところでもあります。色々な友達、教職員、地域の方々と関わり合いながら、生きる力を身に付けていく。それは、児童が、学ぶ意欲と職員や友達との心のつながりをもつことができ、保護者・地域の方々と温かい信頼関係のある学校です。児童、教職員がそれぞれのよさを発揮し、家庭・地域と協力し合って、充実感を体感できる学校を創っていきたいと考えています。

 

具体的には、

1.学習の基礎・基本を身に付けられる授業が充実した学校。

2.児童一人一人が自分のよさに気付き、それを発揮できる学校。

3.礼儀や挨拶、言葉遣いなどの基本的な生活習慣の指導が充実した学校。

4.家庭・地域との相互理解と協力による安全で心開かれた学校。

5.教職員が指導力を研き合い、OJT により自己の役割と使命を自覚し切磋琢磨し協力して組織的教育活動を展開する学校。

です。

 

 来年度は通学区域が広がる見込みです。これまで以上に、教職員一丸となって、子供たち中心の視点を大事にした教育活動をしていきます。保護者・地域の皆様のご理解とご支援をどうかよろしくお願いいたします。

 

                                   令和6年4月1日