明治９（1876）年に「早稲田学校」として開校し、歴史と伝統のある本校は、本年度、開校１４９周年を迎えました。学区域には、大学や研究機関、各種専門学校などが点在し、神社・仏閣など文化遺産も多くあります。また、神田川沿いの桜並木は春、桜の花が満開となり、春爛漫の自然美を堪能することができ、緑豊かな甘泉園公園もあります。学校の近くには東京さくらトラム（都電荒川線）が走り、昭和の時代を思わせるレトロな雰囲気を醸し出しています。商店街も多く、街は活気に満ち溢れており、まさにアカデミックで豊かな自然の中にある地域の学校です。

　このような恵まれた教育資源を生かし、これまで保護者や地域の方々にご支援をいただきながら、「心のふるさと戸塚」を合言葉に家庭・地域の教育力を生かした取組や国際交流等の学習を行ってきました。

　また一昨年度から国立教育政策研究所の協力校として、「自他を認め、心豊かに生活する児童」の育成をめざし、さらなる道徳教育の充実に向けて様々な取組をすすめています。

　さらに「地域協働学校」として、ＰＴＡ主催のふるさとまつりへの参加や夏のわくドキサマーセミナー事業、ＰＴＡと地域との共催による「避難所できもだめし」を通じた防災教育の推進等も行ってまいりました。

　これからも、子どもたちの健やかな成長を願い、家庭や地域との連携を密にして、学校として一層豊かな学びの環境をつくってまいります。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　校長　表迫　信行