「移動いどう教室きょうしつ」での成長せいちょう( ほめられることの心地ここちよさ )

校長　勝沼　康夫

先月せんげつの６月がつ２３日にちから２泊はく３日かで、６年生ねんせいと一緒いっしょに館山たてやま移動いどう教室きょうしつに行いってきました。今回こんかいの移動いどう教室きょうしつでは、全員ぜんいんが「行いってよかった。楽たのしかった。最高さいこうの思おもい出でができた。」と思おもえるような移動いどう教室きょうしつにしたいという強つよい思おもいをもって臨いどみました。そして移動教室後いどうきょうしつごには、子供こどもたちから担任たんにんを通とおして次つぎのような感想かんそうをもらいました。

ためになったこと や 楽たのしかったこと、うれしかったこと 等とう

○ホテルでのマナーや食事しょくじの作法さほうを
　実際じっさいに教おしえてもらい、とてもためになった。

○バスガイドさんの話はなしをしっかり聞きき、
　バスでのマナーのよさをほめられ、うれしかった。

○説明せつめいなどの話はなしをよく聞きくことができ、
　すぐに行動こうどうに移うつすことができてほめられたこと。

○時間じかん前まえに集合しゅうごうすることができて、ほめられたこと。

○係かりの仕事しごとを一生いっしょう懸命けんめいにやっているところを見みて、
　ほめられたこと。

○仲間なかまと過すごして、友達ともだちのよさを
いっぱい発見はっけんできたこと、等とう々とう

一いち日にち目めは、大雨おおあめでフェリーの欠航けっこうや移動いどう等とうで大変たいへんなこともありましたが、全員ぜんいんから「楽たのしかった、
最高さいこうの思おもい出でになった」という感想かんそうをもらいました。不思議ふしぎと温あたかい雰囲気ふんいきの集団しゅうだんの中なかでは、喧嘩けんかが起おこりません。皆みながお先さきにどうぞと譲ゆずり合あう気持きもちで過すごすことができました。「ほめられて伸のびる」「ほめて伸のばす」という言葉ことばがありますが、「ほめる」ことの大切たいせつさを実感じっかんした三みっ日間かかんでした。また今回こんかいの移動いどう教室きょうしつでは、我われわれ々大人おとなが子供こどもたちを「ほめることができる環境かんきょう」にするために、指導等しどうなどにもいろいろと工夫くふうを加くわえていきました。

【我われわれ々大人おとなが心ころがけて臨のぞんだこと】

・次つぎの行程こうていの段取だんどりを考かんがえ、安全あんぜん面めんや子供こどもたちがより動うごきやすいように、シミュレーションすること。

・事前じぜんにわかりやすい指示しじを出だし、ほめてあげられる状況じょうきょうをつくること。

・大人おとな自みずからが手本てほんを示しめし、子供こどもたちにとって分わかりやすい、やりやすい状況じょうきょうをつくってあげること。

・少すくない人数にんずうを生いかし、一人ひとり一人ひとりにじっくり寄より添そい、個こ々このよさを見付みつけ、認みとめ励はげますこと。

・個こ々このよさを、グループや全体ぜんたいに広ひろげていくこと。そして、学年がくねん全体ぜんたいへよさの波及はきゅうをしていくこと。

・「認みとめられる心地こちよさ」「ほめられる心地こちよさ」「仲間なかまと過すごせる心地こちよさ」を十分じゅうぶんに味あじわせること。

などを心ころがけて指導しどうに臨のぞみました。

さて本校ほんこうでは、今年度こんねんどの学校がっこう経営けいえい方針ほうしんの重点じゅうてんに、「学級がっきゅう経営けいえいの充実じゅうじつ」を掲かがげて取とり組くんでいます。

○温ゆたかな学級がっきゅう経営けいえいを基盤きばんとした授業じゅぎょうのユニバーサルデザイン化か

○学級がっきゅう経営けいえいと学力がくりょく向上こうじょうを両輪りょうりんとした校内こうない研究けんきゅう

○児童じどう一人ひとり一人ひとりが所属しょぞく感かんをもてる学級がっきゅう経営けいえいの推進すいしん等々とうとう

「互たがいに認みとめ合あい、励はげまし合あい、高たかめ合あえる学級がっきゅうづくり」を目指めざしていきます。そして「鶴巻つるまき小しょうだからこそ」できる教育きょういく活動かつどうを、今後こんごも積極的せっきょくてきに推進すいしんして参まいります。