午前中は、400年の歴史をもつ足尾銅山を見学しました。トロッコ電車に乗って坑道に入って行くと、当時の様子が人形などで再現されていました。

　見学の途中で、強い雨が降ってきて、バスまで戻るのが大変という事態に。傘を持って降りた児童・教員・ガイドさんが、2人で傘に入り、1人をバスまで届けたら、戻って、傘を持っていない子をまた傘に入れてバスまで連れて行くということになりました。

　少し濡れてしまいましたが、子どもたちの思いやり、優しさに感心しました。

　鳴竜の鈴の響くような音色を聞き、友達と顔を見合わせて味わっているのが印象的でした。

　ところが、薬師堂から出てくると、また激しい雨。今日は、一日降ったり止んだりでした。そのせいもあって少し疲れたでしょうか。宿舎へ向かう車内は静かです。

　今晩の夕食です。食べ終わった子どもたちのテーブルをのぞくと、全てを完食している児童は、意外と少なかったです。半分以上残している児童もわずかですがいました。1日元気に活動できるよう、朝食の様子も見ていきたいと思います。

　すると、誰に促されてでもなく、1人の児童が、「美味しくご飯を作っていただいたのに、食べきれず申し訳ありませんでした」と宿の方に伝えていた声が聞こえてきました。

　さて、子どもたちは、就寝時刻を過ぎ、それぞれの部屋に戻りました。

　初日の更新はここまでです。明日は、晴れますように！

　朝の気温は9度。寒いくらいです。

　■朝会に早く集合した子どもたちと先生の微笑ましい会話を紹介します。

●先生「昨日は、よく眠れた？」

児童「夜更かしして、ちょっとしか寝れませんでした」

先生「もう一回聞くよ。よく眠れた」

児童「はい、よく眠れたました」

　2日目の朝は、雲ひとつない快晴です。湖畔まで散歩し、朝会をしました。

　高さ97mの華厳の滝を間近で見えるところで、学級ごとの記念撮影。

　水量が豊富で毎秒1.5トンという案内がありました。子どもたちは、飛んでくるしぶきを浴びて気持ちよさそうでした。

　華厳の滝のエレベーターの混雑がなく、予定より早く宿に戻ってくることができましたので、この後、子どもたちはゆっくり温泉を堪能できそうです。

　それぞれ準備した下絵をもとに、「ひっかき」と呼ばれる独特の道具を使って掘り進めます。

　下絵はいくつかのパターンがありますが、文字はオリジナル。「日光」「三猿」や自分の名前などを掘っている子もいました。

　今日の更新はここまで。最終日の明日は、台風接近の予報も出ています。学校への到着予想時刻は、別途お知らせします。

　ご指導していただいた職人さんによる作品。

　学校にいただきました。

　東京と同じように今朝の奥日光も、雨の朝となりました。

　３日間、お世話になった宿を出て、最初の目的地はお土産屋です。中禅寺湖は霞んでよく見えないほど雨が降っています。ちょうど他の学校が傘をさして華厳の滝に向かうのが見えました。

　下りのいろは坂に入る前のガイドさんからのおまじない。みんなで「わんわんわんわん」4回言ったので「酔わん」

　晴れていれば、町の中を商人やお侍さんや鼠小僧なんかが歩いているのですが、今日は会えませんでした。ただ、バス数十台が駐車しているほど、多くの小学校が来場していて、とても賑やかな江戸村でした。

　羽生PAを出ました。事故渋滞のため、到着時刻がさらに遅くなりそうです。一斉メールで、改めて到着予想時刻をお知らせします。移動教室実施中の配信の更新はこれで最後となります。

　ぜひ、お子さんから、たくさんお土産話を聞いていただければと思います。