校庭の木々がまぶしいほどの新緑に包まれ、爽やかな風を感じる季節となりました。
本校は昨年、開校100周年という記念すべき節目を、児童や保護者・地域の皆様と共に盛大に祝うことができました。100周年記念式典や、開校記念集会等の記念事業を通して再認識できたことは、本校がどれほど多くの方々に愛され、支えられてきたかということです。100周年における大きな成果を胸に、鶴巻小学校は「101年目」という新しい一世紀の扉を開け、次の一歩を踏み出しました。
新年度がスタートして一か月。子どもたちは新しい環境に慣れるだけでなく、自ら学校生活をより良くしようと動き始めています。特に目を見張るのが、最高学年となった6年生の姿です。朝の登校時に、1年生に優しく声を掛けて、一緒に並んで教室に行ったり、休み時間に一緒に遊んだりしています。そこには「自分たちがこの学校を支えていく」という自覚と自ら考え行動する主体性が見られます。そのやさしさに触れることで、1年生も安心して学校生活を送ることができるきっかけの一つとなっています。これらの場面は、小規模校の特性を生かした本校ならではの「6年生を手本とする伝統の継承」であり、本校が目指す学校像≪ぬくもりと優しさに満ちた安心・安全な場所≫を象徴する姿であると思います。本校のような小規模校の最大の強みは、地域全体が温かな学び舎であり、子どもたちが多くの地域の方々に見守られながら、安心して自分を表現できる環境にあります。そういった場面が多くいられるようにしていきます。
101年目のスタートにあたり、本校が改めて大切にしたいのは「学校と地域を愛する心の育成」です。自分が育つ場所を誇りに思い、愛着をもつことは、子どもたちの自己肯定感を育む根幹となります。「地域の役に立ちたい」「大好きなこの地域をもっとよくしたい」という100周年をきっかけに育んだ想いを、地域の方々と共有しながら、教育活動の充実につなげていきます。
本校の教育目標は「よく考える子ども」「思いやりのある子ども」「たくましい子ども」です。100年という長い歴史のバトンを受け取った子どもたちが、次の「百一歩目」を踏み出し、よく考え、主体的に学び、互いを思いやりながら、この新しい歩みをたくましく、そして力強く進めていけるよう、共に歩んでいきます。
さて、いよいよ大型連休が始まります。一か月間、新しい環境の中、全力で走り抜けてきた子どもたちにとって、この連休は心身をリフレッシュさせる大切な休息の時間となります。お休み中の予定はそれぞれのご家庭であると思いますが、ぜひ地域のイベントに参加したり、家族と過ごす時間を大切にしたりしてほしいと思います。また、普段はあまり体験することの少ない自然に触れたり、いつもより時間をとって家族との対話を楽しんだりすることは、子どもたちにとって、大きな心のエネルギーとなることと思います。連休明けにまた力強く「百一歩目」を踏み出せるように、生活のリズムを整えながら、有意義な時間を過ごしてほしいと思います引き続きよろしくお願いします。