~ やすらぎと  にぎわいのまち  しんじゅく ~

学校長あいさつ

令和5年度「チーム牛込仲之」スタート

笑顔あふれる牛込仲之小学校を目指して

校長 早藤 基代孝 

 

 小学校生活へ期待に胸を膨らませた1年生64名を迎え、全校児童349名(12学級)で5年度がスタートしました。お子様のご入学・ご進級、おめでとうございます。

 さて、2年度末から約3年間、新型コロナウイルスの影響によって、これまで誰も経験したことのない様々な制約を受けながらの厳しい学校生活が続いていました。しかし本年度になり、コロナ感染リスクがまだ完全になくなったとは言えませんが、国や都、区からのマスク不要を含めた行動制限緩和の方針が打ち出され、ようやくコロナ前のような教育活動や行事(下記)が復活できる見通しとなり、大変嬉しく思います。

 

  ・各教室へのリモート配信をほぼ終了し、校庭・体育館に「全員が集合しての朝会・集会等」の再開

  ・全学年で参加・応援する「運動会」の復活(土曜開催)

  ・児童による「掃除の時間」の復活

  ・マスクなしの生活で取り戻す、子供同士及び教師と子供間の「表情を確かめ合いながらのコミュニケ

   ーション」 など

 

 再開や復活する教育活動や行事は、教師にとっても子供たちにとっても、その多くが「初めての経験」に等しいため、コロナ前と同じようにはいかないことも多々あると思います。しかし、うまくいかなくても、まずは「子供ファースト」を常に意識し、子供たちの心身の健全な育成のために「チーム牛込仲之」として教職員一丸となって、新たな牛込仲之小の教育を再構築していきたいと思います。

本年度の牛込仲之小の学校教育目標は次の通りです。

 

  ○ 健康で明るい子

  ○ よく考え、工夫してやりとげる子

  ◎ 心やさしく思いやりのある子

 

 上記のうち、コロナ禍のマスク生活で、特に達成が難しかったのが、3つ目の「心やさしく思いやりのある子」でした。

 コロナ渦では、まずは「自分(その家族)」を守ることを考えるので精一杯だった子が多かったのですが、これからは協働で学び合う学習や主体的に考えて行うグループ作業・活動などの機会が増えていきます。そのことによって、「相手(友達、先生など)」のよさに目が向きやすくなったり、人間関係がより深まったりしていくようになります。相手の気持ちを理解し、相手の立場に立って物事を考え行動できるようになることで、「心やさしく思いやりのある子」の目標が達成できると思います。

 知・徳・体のこの3つの目標はどれも大切ですが、ぜひご家庭や地域における子供たちへのしつけや指導の場面において、学習や運動ばかりでなく、ぜひ「心の教育」の大切さを意識しながら、子供たちへの声掛けや励まし、賞賛などをよろしくお願いいたします。

 

(令和5年度 学校だより 4月号 より)