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新宿区立落合第一小学校

令和3年度 学校経営計画

                           校長  種 村 明 頼


1 基本方針

(1)人権尊重の精神を基調に、心の教育の充実に努める。

(2)児童一人一人に確かな学力を育む。

(3)健康な心と体力の向上に努める。

(4)安全・安心な教育環境をつくる。

(5)特別支援教育の充実を図る。

(6)家庭・地域と共に歩む学校づくりを推進する。

(7)創意工夫した教育活動を推進にする。

 

2 学校教育目標

 人間尊重の精神に基づき、国際社会を視野に入れ、感性豊かで主体的に行動できる人間の育成をめざし、次の教育目標を設定し推進する。

1、[深く考え、ねばり強く努力する子ども](知)

2、[思いやりがあり、人と協力する子ども](徳)

3、[健康でたくましい体力・気力のある子ども](体)

※人間尊重→生命尊重、人格尊重、人権尊重、人間愛の尊重

 

3 中長期的な目標

(1)学習指導要領で示されている資質・能力を育成する教育を推進し、確かな学力の    定着を図るとともに、概念的理解を中心にした読解力を育む。

(2)日本の伝統文化理解、国際理解教育、特別支援教育、環境教育、オリンピック・パラリンピック教育等を通して、多様性と包摂性の素地を育む。

(3)協調性及び社会性等を兼ね備え、良好な人間関係を築きながら、円滑に学校生活を送ることができるコミュニケーション能力を育成する。

(4)運動の楽しさを感得するとともに、自分の体力について興味・関心をもち、主体的に運動に取り組むことができるようにする。

(5)児童の安全・安心を確保するため、生活安全、交通安全、災害安全を基本に安全教育を推進し、児童が自ら危険を予測し回避する能力や、他者を守る能力を身に付けることができるようにする。

(6)地域との連携をより充実させ、学校が地域のコミュニティー的存在になるよう推進するとともに、地域と共に歩む学校をつくる。

(7)近隣の中学校との情報連携及び教育内容の連携を図る。

 

4 本年度の重点指針

1)育成すべき資質・能力を踏まえた教育活動を行う。特に、「知識及び技能」の習得、

「思考力、判断力、表現力等」の育成、「学びに向かう力、人間性等」の涵養の3つの柱の育成をバランスよく実現していく。また、総合的な学習の時間についても、概念的知識も含め育成したい資質・能力を明確にし、児童が立てた課題に対して探究的な学習ができるようにする。

(2)学習の基盤となる言語能力、問題発見解決能力、情報解決能力の育成を図る。特に、情報活用能力の育成については、タブレットの活用を図り、学習進度・学習到達度等や学習教材等の柔軟な提供等による「指導の個別化」及び「学習の個性化」に努める。

(3)思いやりや公正・公平等の資質・能力を育成するために、道徳の時間及び学級活動の充実を図る。

(4)全教育活動を通して、意思伝達力、論理的表現力、好感表現力、対人調和力等の向上を図り、コミュニケーション能力の素地を育成する。

 

5 今年度の目標と方策

(1) 人権尊重の精神の醸成と心の教育の充実

① 児童一人一人に居場所があり存在感が実感できるよう、朝の会、帰りの会、授業等での具体的な取組を通し て、互いに認め合える学級の雰囲気づくりに努める。

② あいさつができる子の育成を図るため、教員の率先垂範をもとに、登下校、朝会及帰りの会、授業前後等の日常のあいさつの充実に努める。また、学校外においても、地域でお世話になっている方にあいさつができるよう指導していく。

③ いじめ、不登校、問題行動等の対応については、教員間の連携を密にし、hyper-QU及びアンケート調査を活用するとともに、スクールカウンセラー等とも連携し、家庭の協力を得ながら、未然防止や早期対応を図る。

④ 適切な時期に、道徳の時間において命の授業を実施するとともに、日常的に行っている植物の栽培や体験活動等により、命の大切さを理解できるようにする。

⑤ 道徳科の改訂の趣旨をうけ、「考える道徳・議論する道徳」を意識した授業を展開できるようにするとともに、道徳授業地区公開講座を実施し、家庭・地域と共通理解した心の教育を推進する。

⑥ クラブ活動・委員会活動・集会活動等を通して、他学年との心の触れ合う機会を多くつくり、学校全体が理解し合える集団をつくる。 

 

(2) 確かな学力の向上

① 確かな学力の向上を図るために、育成したい資質・能力を明確化にし、そのための工夫した手立てを考え実践する。特に、学習の基盤となる言語能力や問題発見解決能力、情報活用能力の育成を図るために、基礎的・基本的な知識・技能の確実な定着を図るとともに主体的・対話的で深い学びにつながる創意工夫した学習指導を行う。

② 指導と評価の一体化に基いた授業を行うために、児童一人一人のつまずきや伸びについて指導過程で評価する形成的評価を大切にする。また、PDCAサイクルに基づいた指導・評価を行い指導改善につなげる。

③ 主体的に学習に取り組む態度の評価は、学習のねらいに即し、粘り強い取組の側面と自らの学習を調整しようとする側面の2つの側面を評価することに努める。特に、児童が学習の見通しを立てたり学習したことを振り返ったりする活動は意図的・計画的に取り入れるよう工夫する。

④ 算数習熟度別指導については、コースや児童の実態に即した指導法や学習形態を工夫し、基礎的・基本的な知識・技能の定着や数学的な思考力・表現力の向上を図る。

⑤ 情報活用能力の育成については、タブレットの活用等により、論理的思考力につながる情報の収集・整理・比較を図る学習に取り入れていく。また、基礎的知識の習得等を図っていく繰り返し学習にも活用する。プログラミング教育については、学年の発達段階を踏まえ、プログラミングを体験しながら、プログラミング的思考を育成していく。

 

(3) 健康な心と体力の向上

① 「早寝、早起き、朝ご飯」を家庭との連携を図り推進し、規則正しい生活習慣を身に付けることができるようにし、健康教育の基礎固めをする。

② 運動量の確保のために、体育の時間において、集団行動の基礎・基本をしっかり指導するとともに、座っている時間や教師からの話は必要最小限に抑え、児童の活動を多くする。体を動かす時間を30分程度確保する。また、運動の特性を踏まえ、創意工夫した指導を行い、運動の楽しさを味わわすことができるようにする。

③ 体力テストの結果を分析し、学校、学年、学級それぞれで、体力向上につながる具体的な取組を実施する。

④ 落一ギネスの取組を活かし、体力向上への意識を高め、継続的に取り組む態度の育成を図る。

 

(4) 安全・安心な学校づくり

① 毎月1回、校舎内外の施設・設備(遊具、備品、薬品、ガラス等)の安全点検を全教職員で実施する。安全指導等について、教員の研修を実施する。

② 安全教育については、学校の安全教育指導計画及び都教委の安全教育プログラムに基づき推進する。また、安全教育についての教員研修を実施し理解を深める。

③ 児童が犯罪に巻き込まれないように、安全マップの作成、セーフティ教室等の実施により、危険回避能力を高める。

④ 情報モラルについては、高学年児童を対象に、犯罪に巻き込まれない、犯罪を起こさない等の指導を行うとともに、トラブルに巻き込まれないSNS利用についても、具体的な事例を取り上げ指導を行っていく。

⑤ 登下校の安全を図るため、地域の協力を得て交通安全を図るとともに、交通事故を起こさないための、登下校の在り方も含め指導の徹底を図る。

⑥ 災害安全に対して、避難訓練を毎月実施するとともに、集団下校、引き取り訓練も実施する。また、危機管理対応マニュアルを全教職員で共通理解し、いつでも対応可能な状態にする。

⑦ メール配信システム等を有効活用し、緊急の対応や事故・事件等の情報を、家庭や地域に提供し早期対応が取れるようにする。

⑧ 食物アレルギー症状、水泳事故等の対応について、教員研修を行い、教員の対応力を付ける。

 

(5) 特別支援教育の充実

① 発達障害等特別な支援を要する児童について、特別支援教育コーディネーターを中心とし、教職員間の連携を密にするとともに、関係機関等と連携を図り対応していく。特に、まなびの教室の充実を図るため、巡回教員及び専門員との密な情報の連携を図る。

② 必要に応じ児童個々のニーズに合った個別指導計画・支援計画を作成し、具体的な支援をしていく。

③ 障害のある児童の対応については、必要に応じ、障害種別に関係する関係機関等の協力を得ていく。

 

(6) 家庭・地域と共に歩む学校づくり

① 地域と学校との連携強化のために、地域協働学校運営協議会委員や学校スクールコーディネーター等の地域人材との連携を密に図っていく。

② 開かれた学校づくりを推進するため、学校による自己評価及び地域協働学校運営協議会委員及び第三者評価委員等による外部評価を実施し、学校改善を努める。

③ 授業参観、保護者会、道徳授業地区公開講座等により、学校の取組を家庭・地域に知らせ、意見等を聴取し、より充実した教育活動が推進できるようにする。

④ PTA、地域の会合等に積極的に参加し、情報交換等による連携を図る。

⑤ 学校ホームページの充実を図り、教育活動の取組の情報を多く公開していく。

 

(7) 創意工夫した教育活動等の推進

① 学校全体でキャリア・パスポートの取組を共通理解し、児童一人一人の将来の生き方や人間形成に反映できるようにする。

② 言葉を選び、感性を磨き、表現力を高め、豊かな創造力等を育成していくために読書活動を推進する。週一回以上の読書の時間を設定するとともに専門スタッフ等による読み聞かせなどを積極的に取り入れる。また、図書館利用や学級文庫の活用も図っていく。

③ より深く音楽に関わりたい児童の教育環境として、金管バンドの取組を継続していく。

④ 東京オリンピック・パラリンピックの大会を機に、スポーツへの興味・関心を高めるとともに、日本の伝統・文化理解、国際理解、障害者理解等のそれぞれの教育課題に目を向けられるようにする。

⑤ 教員の授業力の向上を図るため、国語科「読むこと」の領域において、「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた研究を推進する。

⑥ 新型コロナウイルスの対応が必要になり、一部教育活動に制限が生じた場合には、その状況を見極め家庭や地域と連携を図りながら、創意工夫した教育活動を取り入れていく。

⑦ 一人一台タブレットの効果的活用を図るために、担当者を中心に教員研修を充実するとともに教職員間の情報連携を密にする。