【教育目標・授業時数】
学校の教育目標
社会の変化に、自己を見失わず、自ら考え、主体的に判断して行動できる人の育成と、豊かな未来社会の創造を目指す。
① よく見、よく聞き、自分の考えをもつ。
② 物事をやりぬく強い意志をもつ。
③ 責任を果たし、みんなのために働く。
④ 美しいものを求め、豊かな心をもつ。
授業時数の配当
各教科、道徳、総合的な学習の時間及び特別活動の年間授業時数配当表
国語 | 社会 | 数学 | 理科 | 音楽 | 美術 | 保体 | 技家 | 英語 | 道徳 | 特活 | 総合 | 総時数 | |
1年 | 140 | 105 | 140 | 105 | 45 | 45 | 105 | 70 | 140 | 35 | 35 | 50 | 1015 |
2年 | 140 | 105 | 105 | 140 | 35 | 35 | 105 | 70 | 140 | 35 | 35 | 70 | 1025 |
3年 | 105 | 140 | 140 | 140 | 35 | 35 | 105 | 35 | 140 | 35 | 35 | 70 | 1015 |
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1 教 育 目 標
(1) 学校の教育目標
社会の変化に、自己を見失わず、自ら考え、主体的に判断して行動できる人の育成と、豊かな未来社会の
創造を目指す。
①よく見、よく聞き、自分の考えをもつ。 ②物事をやりぬく強い意志をもつ。
③責任を果たし、みんなのために働く。 ④美しいものを求め、豊かな心をもつ。
(2) 学校の教育目標を達成するための基本方針
学習指導要領並びに新宿区教育目標及び教育ビジョン[令和6年度の重点]を踏まえ、生徒一人ひとりの「生きる力」の育成を図るために、全教育活動において育成すべき資質・能力及び教科等を学ぶ意義を明確化し、質の高い学校教育の実現を目指すとともに、カリキュラム・マネジメントの実践によって教育目票を達成する。
[教育目標①を達成するために]
① 「生きる力」を身に付け社会の変化に対応できる人間の育成のため、教師自らが学び続けると共
に協働学習や探究学習を通して主体的で対話的な学びを推進し、理論と実践の往還の実現を図
り、質の高い教育を実践する。
② 「主体的・対話的で深い学び」を実現し、生徒一人ひとりの学力の伸長を図るために、「総合的な学習
の時間における探究活動の推進」「新宿区学力定着度調査を踏まえた指導方法や学習活動の工夫・改
善」「教師の指導力向上」「個に応じたきめ細かな指導」「適正な評価・評定」「学習習慣の確立」を
充実させ、「知識・技能」の習得、「思考力・判断力・表現力」の育成、「学びに向かう力・人間性
等」の涵養を図る。
③ 学びの充実を図るために、新宿区版GIGAスクール構想に沿ったICT機器の効果的な活用、タブレ
ット端末の活用、外部の人的資源(学習指導支援員、学生ボランティア、地域人材、外部の専門家等)
及び物的資源の活用、協働的学習や体験的学習活動の導入等を積極的に推進する。
[教育目標②を達成するために]
④ 生徒同士、生徒と教師、教師同士の積極的な対話や生徒と教師の心理的安全性を確保するな
ど、両者が創造的に学ぶ力を養えるよう環境改善を行う。
⑤ 自他の心身の健康について主体的に考え、健やかな体作りに取り組む生徒を育成するために、体力テス
ト等の結果を分析・活用し保健体育科の授業や特別活動の工夫・改善を行うとともに、健康教育・食育
教育を生徒会活動とも連動させ、家庭・地域と連携して広く展開する。
⑥ オリンピック・パラリンピック教育の意義を継続し、障害者スポーツ体験、デフリンピックに関連付け
た障害者理解教育等を通して生涯にわたって運動に親しむ基礎体力の向上と物事にねばり強く取り組む
力を育む。
⑦ 自国の歴史や伝統・文化などへの理解を深めるとともに、異文化を理解し、国際社会に力強く生きる日
本人を育成するために、新宿ものづくりマイスター体験講座、ALTを有効に活用した英語教育等を通し
て、伝統文化および異文化への理解教育を推進し変化の激しい時代を生きる力の育成を図る。
⑧ 小学校の教科担任制における学習指導、生活指導、道徳教育、キャリア・パスポートを用いたキャリア
形成等を小中連携において共有し、生徒一人ひとりの変容や成長を継続的に促す。
[教育目標③を達成するために]
⑨ 地域協働学校運営協議会の充実を図り、学校・家庭・地域に広く教育活動を発信し連携を図ることで、
「育てたい生徒の姿」や「地域の特色」を共有し、地域社会で活躍する人材を育成する。
⑩ 「地域に開かれた学校づくり」のための目標や地域の未来像を共有し、学校関係者評価を活用することで
地域に根差した教育活動の充実を図る。
⑪ 生徒自身が地域の一員であることを自覚し、「持続可能で主体的な社会の創り手」としての育成を図る
ために、地域と連携した体験的活動等を積極的に展開し、SDGsを意識した教育を推進する。
⑫ 特別活動におけるキャリア教育、総合的な学習の時間の探究活動を通して、「自己理解」を深め学校生
活における自身の役割は何かを理解し、多様な他者との共生について考え行動できる生徒の育成を図
る。
[教育目標④を達成するために]
⑬ 生命尊重、人権尊重の精神を基調とし豊かな心の育成や社会性の向上を図るために、教育活動全体を通
して協働的な学びの場を広く展開し、規範意識や自己肯定感を高め、積極性・自主性・自立性を重視し
た活動を展開する。
⑭ 「豊かな心の育成」の基盤として「特別の教科 道徳」を位置付け、道徳的実践力を高めるために、
「特別の教科 道徳」の充実を図り、全教育活動を通し教科等横断的に道徳教育を推進する。また、互
いの良さを認め合い、思いやり、尊重する共生社会の実現を図るために、インクルーシブ教育を推進す
るとともに、情報モラル教育を強化する。
⑮ 生徒の心理的安全性が保たれた環境を構築するためにいじめ・不登校・自殺及びヤングケアラー等の
未然防止・早期対応へ向け、スクールカウンセラーや関係諸機関と連携を密にし、組織的な対応を図
る。また、特別な支援を必要とする生徒が適切な支援を受け、充実した学校生活をおくるために、まな
びの教室をはじめ関係諸機関と連携を深め、校内の支援体制の充実を図る。
[教育活動の基盤として]
⑯ 豊かな心と健やかな体を育くみ、学力を向上させ、将来が予測困難な時代を自立し力強く生き抜いてい
く生徒を育成するため、主体的に学ぶ力を身に付けさせる。そのためには基礎学力の定着と確かな学
力、対話を中心とした協働学習を実施するとともに、保護者・地域と連携した教育の充実を図る。
⑰ より良い学校づくりを進めるために、内部の学校評価を年2回実施し、学校全体の課題に対しPDCA
サイクルを基本に、全教職員が共通認識・共通実践で改善を図り、教育力の向上に努め、組織的にチー
ム牛三中として教育活動にあたる。また、質の高い教育を目指し、教員の意識改革及び校務改善、働き
方改革に取り組み、活力ある学校づくりを推進する。
⑱ 教師自身が自分の実践を見直し、改善し学び続け、質の高い教育を実践するために校内外の研修や学び
の機会に積極的に関われるような環境づくりを行う。
2 指 導 の 重 点
ここ数年間の新型コロナウイルス感染症における全教育活動への影響もふまえ、生徒一人ひとりに対する「学びの保障」が今後の教育活動において、指導の重点となる。学習指導要領の趣旨の理解と具現化、新宿
区版GIGAスクール構想実現に向けICT機器を用いて、教材の蓄積や共有、AIドリル機能(補充的
な学習の充実)・カルテ機能の有効活用による個別最適な学びを実践する。生徒の「主体的・対話的で深
い学び」を実現するために、教科横断的な教育活動を通して生徒が主体的に学ぼうとする力を育成し、教
育課程に基づいた柔軟な教育活動を展開していく。そのためにも教員の指導力・授業力の向上、人権教育
や道徳教育を通して生徒同士が互いの良さを認め合い、自己肯定感を高め合える人間関係の構築を図って
いく。
(1) 各教科、特別の教科 道徳、総合的な学習の時間及び特別活動
ア 各 教 科
①学習指導の充実を図るために、「学校生活の基盤は授業である」という原点に立ち返り、学習評価に
おいて、すべての生徒が全教科「おおむね満足な状況(B)」以上になることを目指し、常にPDCA
サイクルで授業改善を図る。
②基礎的・基本的な内容を確実に習得するために、全ての教科の授業で、本時のねらいを提示し、まと
めと振り返りを行う流れ(牛三中授業スタンダード)を毎時間実施する。また、主体的・対話的で深い
学びを実現するために、習熟度別少人数指導、ティーム・ティーチング指導、個別指導やグループ別指
導、生徒の興味・関心に応じた課題学習、補充的・発展的な学習を進めるとともに、学び合い活動(協
働学習)を積極的に取り入れ、主体的で互いに高め合う学習活動の充実を図る。
③生徒の学力向上を図るために、新宿区学力定着度調査結果の分析を基に「学力向上のための重点プラ
ン」を作成し、調査結果とタブレット端末の関連付けを行い、個の結果に応じて、デジタルドリル等を
活用し基礎基本の定着を図るとともに、その定着度・習熟度に応じて生徒自らが自身の課題や目標を踏
まえて発展的な学習指導を行うなど、指導の工夫・改善に取り組み、生徒一人ひとりに応じた個々の伸
長を図る。
④理科教育の充実を図るために、基礎的・基本的な知識・技能を活用した観察・実験やレポートの作
成、表現活動を積極的に展開するとともに、根拠を明確にした説明等の学習活動、新宿版SPP事業を
取り入れ、思考を深め、学力向上を目指す。
⑤学ぶ意欲、自己肯定感を高め主体的な学習活動を展開するために、生徒の知的好奇心を刺激し、指導
過程の中で、学習への指示、説明、示範、発問、助言、賞賛、激励などを適切に行う。
⑥生徒の関心意欲を高め、分かる授業を構築するために、新宿区版GIGAスクール構想に沿ったIC
T機器やタブレット端末、ディスプレイ型電子黒板を効果的に活用するとともに、教材・教具の開発と共
有化、ALTや学習指導支援員、ICT支援員、外部の専門家との協同授業の構築等を効果的・計画
的・継続的に行う。
⑦指導と評価の一体化を進め、生徒が学習することの意義や価値を実感できるようにするために、観点
別学習状況を基本として一人ひとりの学習の過程や結果を適切に評価し、個々の資質・能力の育成を図
る。また、生徒による授業評価を年間2回実施し、授業改善を図る。
⑧生徒一人一人が公平かつ適切で信頼される評価を行うために、評価の精度を一層高めるとともに、学
習指導要領の目的や内容に対応した観点別学習状況の評価規準や評価の方法・評定について生徒や保護
者に年度当初に説明をする。
⑨生徒が自らの学習を振り返り、次の学習に向かうことができるようにするため、学習評価と学習・指
導方法の改善との一貫性のある取組を推進する。
⑩学習習慣を身に付け、個に応じた指導を充実させるために、ICT機器の活用を含め、個人の学習目
標に応じた家庭学習の仕方や学習教材を工夫する。
⑪学校図書館を幅広く利用し多面的に生徒の学習意欲の向上を図るために、学校図書館支援員と連携
し、読書活動を推進するとともに、各教科や総合的な学習の時間における学校図書の活用を進める。ま
た、PTA図書ボランティアとの連携を深め学校図書館活用につなげていく。
⑫日本の伝統文化について学び、理解を深めるために、移動教室や各教科などにおいて、和楽器演奏
(音楽)、染物(2年・新宿ものづくりマイスター)、和紙(1年・移動教室)、沈金(3年・修学旅
行)、などの実際の体験機会を広く設定する。
⑬学習効率を上げ、効果的な学習指導を進めるために、小学校での既習内容の確認・把握、小学校での
プログラミング教育の趣旨・内容の理解、キャリア・パスポートの有効活用、タブレット端末の活用事例
、教科担任制に関する情報共有等、幼・小との連携教育の充実を図る。
⑭保健体育で日本固有の文化である武道(剣道)を第1学年・第2学年で実施し、武道の礼儀作法や伝
統的な考え方を理解し、相手を尊重する精神を養う。
イ 特別の教科 道徳
①「特別の教科 道徳」の指導をより充実させるために、道徳教育推進教師を中心にこれまでの指導を
全員で振り返り、学習指導要領に則った「特別の教科 道徳の全体計画」、「特別の教科 道徳の時間
の指導計画」、「評価方法」及び「指導方法」の工夫・改善を進める。また、「いのちの教育」「規範
意識を高める教育」の実践に向け、検定教科書を中心とし、多様な資料も活用しながら、指導の充実を
図る。
②「特別の教科 道徳」の時間を要とし、豊かな心を育む指導の充実を図るために、各教科、特別活動
及び総合的な学習の時間などと教科等横断的に相互の関連を深め広く展開する。
③道徳的実践力を高め、より良い社会を形成する生徒を育てるために、学校、家庭、地域のすべての場
面を通して社会と協働し、強い意思や思いやりなどの道徳的価値及び人間としての生き方を深めさせ
る。また、各行事や地域の施設などを活用した職場体験などの豊かな体験活動を通して、生徒の内面に
根ざした道徳性の育成を図る。
④社会と協働して生徒の育成を図るために、道徳授業地区公開講座を通して、学校で行っている心の教
育を地域に理解してもらうとともに、意見交換会の活性化を図り、地域の教育力向上に努める。
ウ 総合的な学習の時間
①総合的な学習の時間全体を通し、各教科などで身に付けた知識や技能等を相互に関連付け、主体的・
対話的で深い学びを実現し、知識や技能等を総合的に活用できる力の育成と深化を図る。
②生徒が自ら課題を見つけ、解決する能力を養うため総合的な学習の時間における探究活動の充実を図
る。
③社会貢献の精神を育成するために、「社会に目を向けよう」を主題として、各学年の発達段階に応じ
た課題(環境や日本の伝統文化への理解、キャリア教育など)への探究的な学習活動を通し、情報の集
め方、調べ方、まとめ方、体験的な学習、見学や調査・分析、報告や発表などを計画的に実施する。ま
た、障害者理解教育の推進を図るため、ブラインドサッカーなどの障害者スポーツ体験や、手話言語条
例を意識したデフリンピックへの理解を深める学習を実施する。
④豊かな人間性と社会性を育む教育を充実させるため、地域協働学校運営協議会委員、スクール・コー
ディネーターを中心に地域、関係諸機関(地域の博物館や美術館、様々な施設も含む)、企業の専門家
など外部人材や学校図書館及び諸施設などの外部の物的資源を積極的に活用し、学習の深化を図る。
⑤地域を支える中学生を育成するために、第1学年で防災教室として避難所開設訓練(地域防災訓練)に
参加、第2学年で普通救命講習を実施するなど、地域防災への取組を充実させる。
エ 特 別 活 動
①特別活動全体を、「社会性の向上」「合意形成と意志決定」「自己実現」の三つの視点で見直し、育
成すべき資質・能力を明確にしながら進めていく。
②生徒の社会的資質・能力を育むために、互いの良さを認め、発揮し、集団としての可能性を見出しな
がら、適切な集団や自己の生活上の課題を与え、主体的に解決させる。
③集団や社会の一員としてより良い生活を築こうとする自主的、実践的な態度を育てるために、学級活
動、生徒会活動、諸行事において生徒の主体的、創造的な活動を重視し、自己有用感を高め、自律性を
育む。
④学芸発表会等の学校行事において、自己肯定感を高めるとともに、成就感・達成感や団結・協力の歓
びを生徒自身が感じられるよう、生徒が主体的に運営していくように工夫して実施する
(2) 生活指導・進路指導
ア 生 活 指 導
①生徒の心に響く指導を展開し、生活指導の充実を図るために、教職員が生徒と向き合う時間を確保
し、生徒一人ひとりの理解を図り、相互の望ましい関係、教師との信頼関係など豊かな人間関係を構築
する。また、教育相談期間の設定等、校内教育相談体制の整備や学校サポートチームの活用など、組織
的にいじめ・虐待・ネグレクト・ヤングケアラー等、諸問題の早期発見と早期対応、解決に努める。
②適切かつ迅速な教育相談活動の充実を図るために、行動に表れる変化への対応だけでなく、その内面
の理解に努めるとともに、スクールカウンセラー、スクール・コーディネーター、スクールソーシャル
ワーカーや関係諸機関と連携する。また、スクールカウンセラーの活用による教育相談の一環として、
第1学年全員との面接を年度当初に行うとともに、転入生についても面接を行う。
③特別な支援を要する生徒や不登校生徒への適切な対応を充実させ、インクルーシブ教育を推進するた
めに、校内支援員会を中心とした組織的支援体制、教員間での情報交換・共有を強化する。不登校未然
防止(新宿区版不登校対応マニュアルの活用)の取組の充実を図ると共に、不登校傾向の生徒に対して
は、スクールカウンセラーを活用しながら家庭訪問や別室登校へとつなげ、学校生活への適応を進め
る。
④生徒の防災意識を高め、対応能力の向上を図るために、実際の災害や多様な場面を想定した避難訓練
を消防署等と連携して実施する。また、生徒自身の健康で安全な生活に関する意識をより高めるととも
に、事故や不審者などから自らの生命を守ろうとする危険予知及び回避能力を身に付けさせる。平素の
指導・訓練に加え、地域・保護者・関係諸機関との連携を図りながら、情報モラルに対する意識を高め
る教育活動や薬物乱用防止教室、セーフティ教室、中学生と地域とで行う避難所開設訓練(地域防災訓
練)などを実施する。
⑤学校の危機管理意識を高め、具体的に実行するため、施設設備の点検・整備、危機管理マニュアルの
見直し・改善を図り、安全管理体制を充実させるとともに、安全教育の充実に努める。
⑥いじめ等に対する未然防止・早期発見・早期解消を進めるために、学校いじめ防止基本方針により作
成した「いじめ対策マニュアル」をもとに、生活指導部を中心に組織的な対応を図るとともに、「ふれ
あい月間」やhyper-QU等を活用し、いじめや問題行動などに対応する。また、いじめ等の長期化
や深刻化、自殺防止を見すえて「SOSの出し方に関する教育」を年度早期に実施する。
⑦学級経営の改善や個を捉える視点を広げるために、年2回hyper-QUを実施し、生徒個々の結果
を生徒理解や指導方法の工夫につなげる。
⑧インターネットに関するトラブルやSNSによるいじめ及び依存に対する予防として、情報モラル教
育を第1学年で実施し、正しい情報収集の方法を学ぶとともに、GIGAワークブック東京や情報社会での
ルール・マナーの一層の定着を図るとともにICT機器が身体に及ぼす影響についても理解し、正しく利
用する意識をもたせる。
⑨生活ノートの記録、学校での様子、hyper-QU等の結果から、不登校になることが心配される生
徒について関わる教員を増やし、当該生徒の不安を軽減させ安心できる環境を作るなど、組織全体で不
登校未然防止を図る。
⑩学校内に設置した不登校復帰支援のための「ほっとルーム」、フリースクール等の多様な教育機会の
選択肢も含めながら、不登校生徒の学校復帰へ向けて、より適切な手立てを検討していく。
イ 進 路 指 導
①自己理解を深め、自らの個性や能力を伸長し、将来の生き方や生活について夢や希望をもち、主体的
に進路を選択・決定できる能力を育てるため、各学年の発達段階に応じた指導を行う。また、進路指導
室の整備及び進路指導資料等の充実を図り、教師・生徒が利用しやすいものとする。
②生涯にわたり自己実現を図ることができる基盤となる態度を育てるために、各教科、特別の教科 道
徳、総合的な学習の時間、特別活動との相互の関連を図りながら3年間を見通したキャリア教育をキャ
リア・パスポート等を活用し計画的に推進する。
③生徒一人ひとりが望ましい職業観や勤労観を形成できるようにするために、地域協働学校運営協議会
を中心に、保護者、地域、関係諸機関と連携して、第1学年で職場訪問、第2学年で3日間の職場体験
等の体験的活動を通じて職業や働くことのもつ意義や価値を理解させる。
(3) その他
・東京都教育の日の趣旨に従い、地域レクリエーション・学芸発表会を催し、学校の教育活動を保護者・
地域に開き、学校・家庭・地域が共に文化的な活動に親しむとともに、学校・生徒理解の契機とする。
・部活動は、学校生活に潤いを与え、責任感や連帯感を養い、個性の伸長を図る活動として、基本的に
は複数顧問体制で実施する。また、地域の人材や外部指導員等の協力を得ながら指導の充実を図る。
・学校教育力及び授業力の向上を図るため、タブレット端末を利用した授業展開を構築するとともに、
その蓄積・共有を促進する。また、学校内外の研修への教職員の積極的な参加及び教材の蓄積・共有も
進める。
・不登校生徒の対応や特別支援教育等における本校の課題についても組織的・積極的に取り組む。
・地域や保護者との連携を深め、開かれた学校づくり(教育課程)を推進するために、土曜日に授業公
開、道徳授業地区公開講座やセーフティ教室を実施する。
・家庭学習の習慣の定着を図り、自主的な学習姿勢を養うために、長期休業中の宿題、定期考査、各教
科の単元ごとの小テストなどを実施する際は事前に範囲を提示する。特に定期考査については2週間前
を目途に提示することにより、計画的に学習に取り組ませる。また、タブレット端末におけるデジタル
ドリル等を活用し、家庭学習の質の向上を図る。カルテ機能を活用し生徒の学習状況を把握する。
・小中連携は年2回開催し、1回目は中学校で2回目は小学校が輪番で行う。基本的に授業参観後にラ
ウンドテーブル形式の協議会をもち、情報交換を行うとともに、小学校教科担任制の導入での学習指導
の充実、生活指導、道徳教育、キャリア・パスポート、タブレット端末の活用などにおける小中の共通
点や違いを知り合う機会として、今後の学習・生徒指導に生かしていく。
・定時退勤日を月1回程度設置、定期考査中の午後の会議等を廃止し、定期考査後の午後の時間を有効
活用、部活動における外部指導員の導入、年間の職員会議の削減、タブレットによる会議内容の提示、
業務の廃止や生徒の成長に有効な学校行事以外の精選等を通して教職員の働き方の意識改革を図り、教
職員が心身共にゆとりをもって、今後の学習・生徒指導に取り組めるようにする。