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「学校だより」より

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実みのりの秋あき、心も体からだも充じゅう実じつを

副ふく校長こうちょう 吉成よしなり 美紀みき

 澄すんだ青あお空ぞらが秋あきを感かんじさせ、風かぜがさわやかな季き節せつとなりました。先せん日じつは、雨あめ模も様ようだった予よ報ほうを見み事ごとに覆くつがえし、青あお空ぞらのもとで秋しゅう季き運うん動どう会かいを行おこなうことができました。保ほ護ご者しゃの皆みな様さま、地ち域いきの皆みな様さま、ご来らい賓ひん合あわせて延のべ500名めい以い上じょうの方かたにご来らい校こういただきました。朝あさ早はやくからたくさんの方かた々がたに子こ供どもたちの応おう援えんをしていただきました。ありがとうございました。今こ年としも熱ねっ戦せんが繰くり広ひろげられ、子こ供どもたち一ひと人り一ひと人りが、それぞれの場ば面めんで精せい一いっ杯ぱい活かつ動どうしていました。閉へい会かい式しきでは、どの子こも力ちからを出だし切きったさわやかな表ひょう情じょうがありました。
 また、過か日じつの学がっ校こう公こう開かい・道どう徳とく授じゅ業ぎょう地ち区く公こう開かい講こう座ざにもたくさんの保ほ護ご者しゃ・地ち域いきの皆みな様さまにご来らい校こういただきました。道どう徳とく授じゅ業ぎょう地ち区く公こう開かい講こう座ざでは、全ぜん学がく年ねんの道どう徳とく授じゅ業ぎょう公こう開かいの後、明星大学教育学部教授 大おお原はら龍りゅう一いち先せん生せいの講こう演えん会かいを行おこない、「これからの道どう徳とく教きょう育いく」というテーマでお話はなしをしていただきました。

~これからの道どう徳とく教きょう育いく、でも、道どう徳とく教きょう育いくは今いままでもこれからも変かわらないもの~

○ならぬものはならぬもの

子こ供どもにとっての道どう徳とく教きょう育いくの初はじめの先せん生せいは親おやであり、日にち常じょう、家か庭ていにおいての声こえ掛かけが道どう徳とくそのものであるとのことでした。「あいさつしなさい」「約やく束そくを守まもりなさい」「仲なか良よくしなさい」「人ひとには親しん切せつにしなさい」などです。子こ供どもが成せい長ちょうにしていくにつれ、周しゅう囲いの大人おとなや学がっ校こうの先せん生せいが道どう徳とくの先せん生せいになっていき、最さい終しゅう的てきに道どう徳とくの先せん生せいは自じ分ぶんになる。つまり、子こ供どもたちは自じ立りつし、自じ律りつしていくのです。しかしながら、その成せい長ちょうの過か程ていに教おしえていかなければいけないことがあります。やるべきことはやる。やってはいけないことはやらない。会あい津づ藩はんの什じゅうの掟おきてにあるように「ならぬことはならぬもの」です。この基き準じゅんを子こ供どもに与あたえなければならない。そして、私わたしたち自じ身しん、基き準じゅんを与えられる大人おとなにならなければいけないのです。

○体たい験けんで心こころが育そだつ

 思おもいやられた経けい験けんがないと思おもいやりがどんなことなのか理り解かいすることができない。反はん対たいに思おもいやられた体たい験けんをたくさんもつと思おもいやりの深ふかい人ひとになるということです。また、壁かべを乗のり越こえる経けい験けんなくして逞たくましい子供は育そだたないと考かんがえられます。子こ供どもの前まえに壁かべがある時とき、手てを貸かして引ひっ張ぱり上あげ、ともすると壁かべを取とり除のぞこうとさえしてしまうことがあります。でも、その壁かべを自じ分ぶんで乗のり越こえる経けい験けんをした時とき大おおきなものを得えられるはずです。私わたしたちは、子こ供どもを見み守まもりそっと励はげましたり下したから支ささえたりしながら「自じ分ぶんで越こえられた」という達たっ成せい感かんを味あじわわせたいものです。
講こう演えんの終おわりに、5年ねん生せいの授じゅ業ぎょうで学がく習しゅうした「かぜのでんわ」という教きょう材ざいを聞きかせていただきました。岩いわ手て県けんにある「風かぜの電でん話わ」をもとにした絵え本ほんからのお話はなしで、「これからを生いきる喜よろこび」を考かんがえる教きょう材ざいです。

かぜのでんわ

山やまの上うえに1台だいの電でん話わがおいてありました。だれがおいたのかわかりません。
電でん話わはつながっていませんが、いつもぴかぴかにみがかれています。
この電でん話わは『もう会あえなくなった人ひとに、じぶんのおもいを伝つたえると、必かならずその人ひとにとどく…。』と言いわれています。
きょうもひとり、山やまをのぼってきました。たぬきのぼうやです。……。

温あたたかい絵えをバックにお話はなしが進すすみます。最さい後ごに、返へん事じがくるはずのない電でん話わが鳴なり始はじめ、受じゅ話わ器きをとると数かぞえきれない星ほしが空そらに輝かがやき出だします。もう会あえない大たい切せつな人ひとが「でんわありがとう…ありがとう…」と言いっているように。ゆったりとした語かたりを聴ききながら、私わたし自じ身しんがもう会あうことの叶かなわない大たい切せつな人ひとへの思おもいにひたる時じ間かんをもつことができました。「道どう徳とくの時じ間かんは、週しゅうに1度どの心こころをクリーニングさせる時じ間かんですよ。」と教おしえていただきました。学がっ校こうでは、子こ供どもたち一ひと人り一ひと人りの心こころを耕たがやし、深ふかめる道どう徳とくの時じ間かんを大たい切せつにしていきたいと考かんがえます。さらに、道どう徳とく教きょう育いくの担にない手てとしてのご家か庭ていや地ち域いきと連れん携けいしながら道どう徳とく教きょう育いくを進すすめていきたいと思おもいます。今こん後ごとも皆みな様さまのご協きょう力りょくをお願ねがいいたします。



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