五月になりました。「今日は何だかすてきなことがありそう!」と、期待に胸ふくらませ、登校して来る子供たちの姿が見られます。見事なスタートダッシュを切り、張り切っている子供たちですが、そろそろ疲れが見えてくる頃かも知れません。ご家庭での様子はいかがでしょうか。
校庭では、黄色い帽子の一年生が六年生と遊んでいます。「○○おにいちゃん」「○○おねえちゃん」とかわいい声で呼ばれ、六年生も嬉しそうにしています。
そんな光景を微笑ましく眺めていると、職員室からこんな声が聞こえてきました。「あそこで一輪車乗っているの、○○ちゃん?」その先生は直ぐに窓を開け、「○○ちゃん、すごいね!乗れるようになったんだね!」と声を掛けていました。声を掛け、手をたたいて喜んでいるのは、この子たちの担任ではありません。
私は、この光景こそが『鶴巻らしさ』だと思いました。鶴巻小では、子供たちに学年の壁はありません。学年が違っても一緒に遊び、一緒に掃除をします。また、私たち教職員にとっても、「担任でない」ことは、子供たちと関わる上では何の遠慮にもなりません。どの先生も子供たち全員を指導し、励まし、見守っています。
140名のつるっ子たちに大きな声で伝えたいです。「先生たちは、いつもみんなで、きみを見てるよ。自慢したい時も、悲しくて聞いてほしい時も、全部の先生がきみの先生だよ」と。これは、保護者の皆様にも同じです。子供に関する心配な話題が多い昨今ですが、鶴巻小では教職員一丸となって子供たちを見て参ります。何かありましたら、いつでも、誰にでもご相談ください。
新学期、よいスタートを切ったつるっ子たちが、元気に登校し、充実感をもって下校することができるよう、全力を尽くします。
引き続きご協力のほどよろしくお願いします。