秋の深まりとともに、学校の木々も少しずつ色づき始めました。少し涼しくなった校庭では子どもたちの笑顔と元気な声が、澄み渡った空に響いています。
9月4日には、本校の開校100周年という節目を迎えたことと関連させて、「愛校心」をテーマにした道徳授業地区公開講座を実施しました。当日は、多くの保護者や地域の皆様にご参観いただき、心より感謝申し上げます。各クラスでの道徳の授業や青木哲男先生によるご講演によって、子どもたち一人一人の心の中にも「自分たちがこの学校の歴史を引き継いでいく」という気持ちが芽生えきたのではないでしょうか。そして、歴史を引き継いでいくという気持ちをもちながら過ごすことで「この鶴巻小で出会った友達と学べてうれしい」「鶴巻小があってよかった」というような思いをもち、「共に過ごす仲間や場所を大切に思う心」が育まれていくのではないかと思います。100年という長い年月の中で、地域と共に歩み、育まれてきた「鶴巻小学校」という存在の重みと温かさを改めて感じる機会となりました。
実りの秋といわれるこの季節は、子どもたちの学びや心の成長にも、確かな「実り」を実感することができます。100周年の歴史を胸に、鶴巻小の仲間と協力し合い、日々の学習に一生懸命取り組む姿は、とても頼もしく、未来につながる大きな「実り」を感じさせてくれます。10月は前期を終えた節目として、自分の歩みを振り返る時期でもあります。通知表「のびゆくすがた」は、子どもの成長を温かく見守り、支えるための記録です。子どもたち一人一人の「実り」をご家庭でもぜひ見付けていただき、励ましの言葉をかけていただければ幸いです。