先週末、音楽会を行いました。大きな学校行事が保護者や地域の皆様のご理解とご協力のもと、無事に終了しましたことを心より感謝申し上げます。頑張った子供たちを温かく応援してくださった皆様のおかげで、行事を終えた子供たちが自信と達成感をもって成長でき、コロナ禍において制限された学校行事が本来もつ意義や、参観していただくことの大切さを実感しました。お越しいただいた保護者の皆様からは、子供たちや学校、教職員への温かいお心遣いを感じるお声がけをいただき、本当にありがとうございました。また、地域協働学校運営協議会委員の皆様におかれましては、受付.誘導等、行事を支えるためのお手伝いを引き受けてくださったことで、スムーズな運営ができましたことに感謝申し上げます。
先週、サッカーワールドカップのカタール大会が開幕されました。日本選手の活躍が報じられていますが、かつてその日本代表選手団の主将を担っていた長谷部誠選手をご存知でしょうか。38歳を迎えた現在も、ドイツのトップリーグで活躍している素晴らしい選手です。「心を整える」ことを日常にすることで、自分を分析し、周囲の環境や人間関係を把握して、自分を進化させることができると、ご本人が書かれた著書に紹介されていました。
「日々の生活は頑張っている人々の姿であふれている。自分のことだけで精一杯にならず、そういう姿に気がつける自分でありたい。」自分の生活に直接関係のないようなことでも、実はよりよく生きていくためのヒントになるような事象であったり、周囲を大切にすることで、自分も大切にされることであったりする「心の活動」を表現している一節です。心を整えることを日常化させることで、主体的に学び、周囲の人の良さを認め、積極的に努力を続けるエネルギーを生み出せるようになる。本校の教育目標にも通じる信念がここにあります。
私の担任時代からの日課で、朝、必ず自分のクラスの靴箱を見ていました。現在は校舎内外の点検の後、全学級の靴箱を見ます。担任の指導もあり、多くの子供たちが踵部分をきちんとそろえて上履きを置いていますが、中にはいつも揃えていた子が乱れているのを見つけると、何となくその子が気になります。
靴を揃える、という「心を整える」一瞬が、その日にはなく、何かに追われたり、不安に思っていることが大きくなったりして、心が整えられなかったのかな、ということからです。
この「心を整える」ちょっとした瞬間が様々な場面で子供たちの安全を守り、心の豊かさや人への感謝につながっていく心の活動であると考えます。
感染拡大防止のための制限やマナーヘの配慮から、我々大人も、こうした瞬間を大切にして子供と共有していきたいですね。気付きを共感できたら素敵な時間になると思います。