人ひととの関かかわり方かたを育そだてる「子こどもとの関かかわり」
副ふく校こう長ちょう 見み米こめ 葉よう記き
社しゃ会かい人じんとして世よの中なかに出でたとき、人にん間げん関かん係けいにおいて上じょう手ずに立たち回まわれる人ひとがいます。いろいろな要よう素そが考かんがえられますが、その一ひとつとして、幼よう少しょう期きに大お人となが「聞きき上じょう手ず」であったかどうかということが科か学がく的てき分ぶん析せきにより明あきらかになっています。「聞きき上じょう手ず5つの特とく徴ちょう」があるそうですので紹しょう介かいします。
「ながら聞ぎき」をしない
その1
子こどもが話はなしかけてきた時とき、スマホやタブレットを触さわりながら、また、テレビを見みながら聞きかず、子こどもの方ほうを見みて聞きいているか。
簡かん単たんな返へん事じで終おわらせない
その2
子こどもが頑がん張ばったことや楽たのしかったことを話はなししてきた際さい、「あ、そう。」「ふうん。」だけで終おわらせず、簡かん単たんな感かん想そうを感かん情じょうが伝つたわる表ひょう情じょうで返かえしているか。
話はなしの腰こしを折おらない
その3
子こどもの話はなしを聞きいている途と中ちゅうで、自じ分ぶんの話はなししたいことを話はなし続つづける行こう為いは、聞きいてもらえない不ふ満まんが募つのります。
結けつ論ろん優ゆう先せんの聞きき方かたをしない
その4
子こどもの話はなしは大お人となと比くらべ、当とう然ぜん未み成せい熟じゅくな部ぶ分ぶんもありますが、その部ぶ分ぶんを考こう慮りょせず、すぐに結けっ果かや結けつ論ろんを知しりたがる人ひとがいます。「要ようするに、何なにを言いいたいの?」などと言いえば、子こどもは話はなしづらくなります。
簡かん単たんに否ひ定ていしない
その5
子こどもが「疲つかれた、宿しゅく題だいやりたくない。」と言いったとします。親おやの気き持もち(教きょう師しの気き持もちも一いっ緒しょですが)としては「わがまま言いってないで、ちゃんとやらなきゃだめ。」と、叱しかりがちです。これは、相あい手ての気き持もちを門もん前ぜん払ばらいして否ひ定ていする言こと葉ばですので、「本ほん音ねを言いえば叱しかられる」と感かんじ、本ほん音ねで話はなさなくなります。併あわせて、「共きょう感かん的てきに」聞きくことも重じゅう要ようです。単たんに子こどもの目めを見みて頷うなずいたり、相あい槌づちを打うったり、子こどもの言こと葉ばをオウム返がえしのようになぞってあげることだけでも「聞きいてもらえる安あん心しん感かん」を感かんじるようになるそうです。
また、子こどもと「共きょう感かん的てきな体たい験けん」をすることも大たい切せつです。秋あき田た県けんではそのおいしさから、だまって子こどもが黙もく々もくと食たべる姿すがたが由ゆ来らいとされる「だまこ鍋なべ」を子こどもと一いっ緒しょに作つくることでコミュニケーションが図はかれ、一いっ緒しょに作つくった「だまこ」がおいしい!と伝つたえることで、良りょう好こうな関かん係けいが築きずけるそうです。コロナ禍かでできなかった体たい験けん活かつ動どうが徐じょ々じょにできるようになってきました。学がっ校こうでも「子こどもとの関かかわり」を大たい切せつに進すすめてまいりたいと思おもいます。
2022年度2月1日
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