運動するのによい季節になりました。今年はパリオリンピック・パラリンピックも行われるため、スポーツ全般で盛り上がることでしょう。そのような折、子どもたちの体力低下傾向が見られます。コロナ禍における制限等、環境による外的要因もありますが、学校で大切にしたいことは「鍛えること」より「運動好き」な子どもを増やすことだと考えています。体力向上のみに特化して強化するよりは、運動や遊びを楽しみたいという「活動欲求」を刺激する活動に重点を置くことが大切です。みなさんは日本スポーツ協会が提案する「アクティブチャイルドプログラム(ACP)」をご存知でしょうか。日本スポーツ協会が子どもの発達段階に応じて身に付けておくことが望ましい動きを習得する運動プログラムとして開発したものです。ACP総合サイトにアクセスすると運動が苦手な子でも楽しめそうな運動遊びや、多様な動きのリストや仲間と関わる場が増える活動例が紹介されています。教師も体育授業の一環として使用することがあるくらい効果的です。「またやりたい!」「友達や家族とやってみる!」そんな言葉が自然発生的に子どもたちの口から出てくるような授業を鶴巻小では目指しており、また、休み時間には校庭・体育館に分け、全学年の子どもが遊べるように活動機会の確保も行っています。ご家庭でも休みの日に公園などで取り組んでみてください。