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「学校だより」より


「雪ゆきかき仕し事ごと」に感かん謝しゃをこめて

副ふく校こう長ちょう 束つか田だ 都さと美み


今こん月げつ7日か、冬ふゆ休やすみ最さい後ごの日ひの朝あさは、前ぜん日じつの積せき雪せつが融とけ、歩ほ道どうが所ところ々どころ凍こおっていました。新しん学がっ期き、子こどもたちが初はつ登とう校こうする日ひでなくてよかったと胸むねをなでおろしながら出しゅっ勤きんしました。  
すると、学がっ校こうが近ちかづくにつれ、路ろ面めんが乾かわいていました。すでに雪ゆきかきが済すんでいたからです。地ち域いきの皆みな様さまや本ほん校こうの教きょう職しょく員いんが、雪ゆきが凍こおる前まえに雪ゆきかきをしてくれていたのです。とても有あり難がたく感かんじるとともに、「雪ゆきかき仕し事ごと」という言こと葉ばを思おもい出だしました。それは、大だい学がく教きょう授じゅの内うち田だ樹たつるさんの著ちょ書しょにあった言こと葉ばで、「周まわりの人ひとにささやかな贈おくり物ものをすることを大たい切せつにする生いき方かた」の例れいとして挙あげられています。

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朝あさ早はやく起おき出だして、近きん所じょのみんなが知しらないうちに、雪ゆきをすくって道みちばたに寄よせておくだけです。起おき出だした人ひと々びとがその道みちを歩あるいているときには雪ゆきかきをした人ひとはもう姿すがたを消けしている。だから、だれがそれをしたか、みんなは知しらないし、当とう然ぜん感かん謝しゃされる機き会かいもない。でも、この人ひとが雪ゆきかきをしておかなかったら、雪ゆきは凍こおり付ついて、そこを歩あるく人ひとの中なかには転ころんで足あし首くびをくじいた人ひとがいたかもしれない。そういう仕し事ごとをきちんとやる人ひとが社しゃ会かいの要よう所しょ要よう所しょにいないと世よの中なかは回まわってゆかない。」(「下か流りゅう志し向こう」より引いん用よう)


子こどもたちが大おと人なになる頃ころには、社しゃ会かいが便べん利りに発はっ展てんし、雪ゆきかき仕し事ごとはなくなっているかもしれません。しかし、未み来らいを担になう子こどもたちには、他ほかの人ひとを思おもいやり、人ひとの役やくに立たちたいという思おもいをもって行こう動どうできる人ひとに成せい長ちょうしてほしいと願ねがいます。誰だれかのためにという思おもいは、心こころを強つよくし、人じん生せいを豊ゆたかにしてくれるものだと思おもいます。
「鶴つる巻まき」の地ちには、「子こどもたちのために」と、温あたたかく声こえをかけたり快こころよく尽じん力りょくしてくださったりする保ほ護ご者しゃや地ち域いきの皆みな様さまが大おお勢ぜいいらっしゃいます。子こどもたちが、周しゅう囲いの人ひと々に温あたたかく支ささえられて生いきていることに気き付づき、感かん謝しゃし、誰だれかのために役やく立だちたいという思おもいもって成せい長ちょうしていけるよう、教きょう育いく活かつ動どうを工く夫ふうし充じゅう実じつさせていきたいと思おもいます。
厳げん冬とうの中なか、桜さくらは固かたい蕾つぼみを少すこしずつ膨ふくらませています。コロナ禍かが続つづきますが、子こどもたちが、保ほ護ご者しゃや地ち域いきの人ひとの見み守まもりの中なかで、健すこやかに育そだっていることに感かん謝しゃいたします。
子どもたちが、将しょう来らい、それぞれに満まん開かいの花はなを咲さかせるために心こころの糧かてを蓄たくわえていくことができるよう、これからもご家か庭ていや地ち域いきの皆みな様さまとともに支し援えんしていきたいと思おもいます。








2022年度2月1日


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